2023年度入試結果と過去問

2023(令和5)年度 神山まるごと高専の入試結果です。

基本データ

志願倍率と実質倍率

2023
合格者
44
志願者数
(併願含む)
399
志願倍率
9.0
実受験者数
277
実質倍率
6.2

※倍率は小数点第2位を切り捨て

出願書類・入試科目の内容と
入試における意図

推薦書

本校の推薦書は被推薦者がアドミッションポリシーとどのような点で合致しているかを書いていただくものです。本校の推薦書における最大の特徴は推薦者を学校関係者に限らないとしたことにあります。学校での活動以外にも中学生の活動の場所は広がってきていると考え、先生が把握しにくい様々な課外活動での活躍も記載できるようにしました。結果として、推薦者は学校関係者が最も多かったものの、約半数が学校関係者以外となりました。塾や習い事スクールの先生だけでなく、同学年の親友や同じ活動をしている仲間などから推薦者を選ぶ受験生が多くいたことも特徴的でした。

また従来、推薦書は厳封のうえで郵送されることが多いのですが、本校の推薦では受験生本人が推薦者を選ぶこととしたため、推薦書は封をせずに本人に渡してもらうことになっています。そのため受験生本人がいただいた推薦書を読んで、自分とアドミッションポリシーとのマッチ度が表現されているかどうかを判断した上で提出することになります。 つまり、推薦者に依存せず、受験者自身が当校にマッチしていると思う理由を考え、その理由を表現できる推薦者を自分で選び、推薦書の内容を確認した上で、責任をもって出願することが、この推薦制度のもう1つの特徴です。

課題レポート

推薦入試では3つの課題、一般入試では2つの課題を課しました。各課題はアドミッションポリシーとのマッチ度をはかるための「評価する観点」に沿って評価しています。

ワークショップ選考

推薦入試課題
『春夏秋冬』をテーマに模造紙上にグループで作品をつくり3分でプレゼンテーションしてください。
一般入試課題
動物が登場する4コマ漫画を立体版でつくり3分でプレゼンテーションしてください。

上記の出題のもと、推薦・一般ともに、会場内にある材料を使い、一定の条件下でグループでモノづくりを行っていただく内容でした。グループで協働しなければできない部分と、個人で仕上げる部分とのバランスをとりながら、テーマや時間の制約を念頭におきつつ、プレゼンテーションまで見通すことが求められました。モノづくりへの興味・関心や経験の度合、正解のない課題への取り組み、他者との協働や自分とは違う考え方の受容、与えられた条件や材料を適切に処理する思考力、他者から学ぶ学習力など、アドミッションポリシーとのマッチ度を多方面からはかることを意図しています。

学力試験

国語

合格者平均点:34.36点/40点満点

「情報を適切に処理する思考力がある人」「正解のない問いに対して、独自の解を出せる人」「必要な学習を続ける意欲があり、学んだことを活かせる人」というアドミッションポリシーのとのマッチ度をはかることを意図して出題しました。
そのため、知識を問う問題は少なく、文章や条件をふまえて考えることで答えを導き出す力を問う問題を多く出題しています。正解を暗記するのではなく、どうしてそうなのか、他により良い答えはないのかを考える思考力、解を求める力、学ぶ意欲の高さが本校とのマッチ度として得点に結びつくことを意図しています。

数学

合格者平均点:49.37点/60点満点

「多様な価値観を受け入れ、自分の意見を伝えられる人」「情報を適切に処理する思考力がある人」「必要な学習を続ける意欲があり、学んだことを活かせる人」というアドミッションポリシーとのマッチ度をはかることと、「 プログラミングと数字に強くなる 」ことで「 ソフトウエア分野を中心とした情報工学 」を理解するための素地を確認することを意図して出題しました。
そのため、中学校数学 A. 数と式,B. 図形,C. 関数,D. データの活用 の4 領域から出題しましたが、単一領域からの出題ではなく、複数領域の知識を要する問題を設定することで多角的な見方ができることを求めました。さらに、事前に出題範囲を絞って伝えることで、必要な学習の暗記ではなく、なぜそうなるのか、他とどう関連性があるのか、どのように応用できるのか等、学びを活かせる人であるかどうかを問う問題も意図的に組み込んでいます。

小論文

合格者平均点:38.66点/50点満点

「必要な学習を続ける意欲がある」ということの定義をふまえ、定義に則して自己評価する、など条件に則って文章を構成する力が必要な問題になっていますが、最大の特徴は、自分自身の経験をもとに小論文を書くということです。
試験までの学習を振り返る部分は、そもそも学習を漫然としていた方では回答に窮するような仕立てになっており、自らの現在地を正しく分析し、学習を設計した経験が、小論文の回答の素材となるような問題になっています。試験一発勝負ではなく、試験までの過程の中で発揮した学習力を評価したいという思いで出題しています。

受験生本人への得点開示

受験生の方には[本人の得点・合格者平均点・合格者最低点]を開示します。手数料は700円です。入試結果の開示を希望する方は開示請求期間内(2023年3月29日まで)に以下の手順に沿ってお申し込みください。

STEP1

開示請求期間内にお申し込み本人以外の開示請求は認められません

STEP2

必要情報を記入し
手数料を入金する

STEP3

公開期間になるとマイページにて成績情報を開示します

入試に関する
お問い合わせ

神山まるごと高専
アドミッションオフィス
メールアドレス:
admission@kamiyama.ac.jp
電話:050-1780-2844
(対応可能時間:平日9:00~17:00)