起業家講師
社会にまだ無い価値を生む人たちを
私たちは広く起業家と呼んでいます。
経営者はもちろん建築家やクリエイター、
企業で働くプレイヤーやアーティスト。
起業家精神あふれる人々が神山を訪れて
授業をしたり、ご飯を食べたり、語り合ったり。
その体験からも大きな学びがあるはずです。
講師インタビュー
起業家講師の特別インタビューを公開
-
認定NPO法人
スローレーベル
創設者 / 芸術監督栗栖 良依
Yoshie Kris -
株式会社スマレジ
取締役会長山本 博士
Hiroshi Yamamoto -
株式会社LITALICO
代表取締役会長長谷川 敦弥
Atsumi Hasegawa -
WAmazing株式会社
代表取締役 CEO加藤 史子
Fumiko Kato -
株式会社シロ
ファウンダー/
ブランドプロデューサー今井 浩恵
Hiroe Imai -
株式会社CAMPFIRE
ファウンダー会長家入 一真
Kazuma Ieiri -
星野リゾート
代表星野 佳路
Yoshiharu Hoshino -
株式会社Takram
代表取締役
デザインエンジニア田川 欣哉
Kinya Tagawa -
株式会社yutori
代表取締役片石 貴展
Takanori Kataishi -
株式会社マクアケ
共同創業者 取締役坊垣 佳奈
Kana Bogaki -
株式会社スマイルズ
代表遠山 正道
Masamichi Toyama -
ウェルカムグループ
代表横川 正紀
Masaki Yokokawa -
探究学舎
代表宝槻 泰伸
Yasunobu Hotsuki -
株式会社ニューピース
CEO / Creative Director高木 新平
Shinpei Takagi
講師一覧
講師は順次公開してまいります
-
ICCパートナーズ
代表取締役小林 雅
Masa Kobayashiプロフィール
- PROFILE
- 東京大学工学部卒業後、アーサー・D・リトル、グロービス・キャピタル・パートナーズ(パートナー)、インフィニティ・ベンチャーズ(共同代表パートナー)を経て2016年4月にICCパートナーズ株式会社を設立。「ともに学び、ともに産業を創る」をコンセプトとしたカンファレンス「ICCサミット」を主催する。2001年から一貫して14年間インターネット業界のベンチャー投資業務に従事し、グリー・レノバ・freee・ソラコム・ウェルスナビなど多くの注目投資案件を手がけた。ICCパートナーズでは年間100社以上のスタートアップ・プレゼンテーションの指導に注力している。
-
インキュベイトファンド
代表パートナー
一般社団法人
日本ベンチャーキャピタル
協会 特別顧問赤浦 徹
Tohru Akauraプロフィール
- PROFILE
- 1991年日本合同ファイナンス株式会社(現:ジャフコ グループ株式会社)入社、1999年10月VCとして独立開業、以来一貫して創業期に特化した投資育成事業を行う。
2013年7月より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会理事。2015年7月より常務理事、2017年7月より副会長、2019年7月より会長、2023年7月より特別顧問就任。 -
株式会社クラウドワークス
代表取締役社長兼 CEO吉田 浩一郎
Koichiro Yoshidaプロフィール
- PROFILE
- 京学芸大学卒業後、パイオニア、リードエグジビション ジャパンを経て、株式会社ドリコム 執行役員として東証マザーズ上場を経験後に独立。2011年11月に株式会社クラウドワークスを創業。「個のためのインフラになる」をミッション、「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」をビジョンとし、日本最大のクラウドソーシング「クラウドワークス」をはじめとした企業と個人をつなぐオンライン人材マッチングプラットフォームを開発・運営。
2015年には、経済産業省第1回「日本ベンチャー大賞」審査委員会特別賞(ワークスタイル革新賞)を受賞、グッドデザイン・未来づくりデザイン賞受賞。2016年には、一般社団法人新経済連盟理事に就任。 -
ラクスル株式会社
取締役会長
ジョーシス株式会社
代表取締役社長松本 恭攝
Yasukane Matsumotoプロフィール
- PROFILE
- 2021年にジョーシスを設立し、Founder & CEOとして、現在自身にとって2社目となるスタートアップのマネジメントに従事。ジョーシスはハイブリッドワーク時代のIT運用のオペレーションインフラになるべく、ITデバイスとSaaSの管理・運用の自動化を世界中の顧客に提供。設立2年で179億円の資金調達を実現し、世界5ヶ国のチームで事業を構築している。
それ以前は、A.T. Kearneyでのコンサルタントの経験を経て、2009年にラクスルを創業。ラクスルはシェアリングエコノミーでのネット印刷事業で、2018年に上場し、日本最大のネット印刷会社へと成長を遂げる。Forbes Japan「日本の起業家ランキング2017」で1位を獲得、2019年にはハーバードビジネススクールでケーススタディーにも取り上げられ、同年世界経済フォーラムのYoung Global Leadersに選出。2023年より、ラクスルの会長を歴任。 -
ANRI株式会社
代表取締役社長佐俣 アンリ
Anri Samataプロフィール
- PROFILE
- 1984年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、EastVenturesを経て2012年ANRIを設立。
独立系ベンチャーキャピタルとしてインターネット及びディープテック領域 250社以上に投資実行。シードステージの投資に強みを持つファンドとして約700億円のファンドを運用中。
2023年よりスタートアップの集積地となるインキュベーション施設「CIRCLE by ANRI」を六本木ヒルズに開設。起業家同士のコミュニティが形成しやすい環境を作り、スタートアップの活性化を目指す。
【主な投資支援先】
LayerX、NOT A HOTEL、STORES、Mirrativ、Rentio、ARCH など
【著書】
「僕は君の「熱」に投資しよう」 (ダイヤモンド社) -
Zip Infrastructure
株式会社
代表取締役須知 高匡
Takamasa Suchiプロフィール
- PROFILE
- 宮城県出身。幼いころから宇宙と乗り物が好きで、大学では、 宇宙エレベータの昇降機の開発も経験したが、宇宙エレベータ実現のためには資金面と技術面の両輪を回すことが必要と気づき、Zip Infrastructure株式会社を2018年7月に起業。昇降機開発の技術を活かした交通インフラ「自走型ロープウェイ」事業を主に行っている。2020年に1人乗りモデル、2023年には12人乗りモデルの実験に成功。
-
GROOVE X株式会社
代表取締役社長林 要
Kaname Hayashiプロフィール
- PROFILE
- 1973年9月10日 愛知県生まれ
1998年 東京都立科学技術大学(現:東京都立大学)大学院工学研究科 力学系システム工学専攻 修了
トヨタ自動車 入社
スーパーカー“LFA”やF1の空力開発、製品企画部(Z)にて量産車開発マネジメント等を担当
2011年 孫正義後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」 外部第一期生
2012年 ソフトバンク 感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」の開発に携わる
2015年 GROOVE X 創業、代表取締役社長 就任
2018年 LOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」発表
2019年 「LOVOT」出荷を開始
2022年 「LOVOT2.0」 発表
グッドデザイン金賞、apan Venture Awards 2021 経済産業大臣賞など受賞多数 -
株式会社ヘラルボニー
代表取締役社長松田 崇弥
Takaya Matsudaプロフィール
- PROFILE
- 小山薫堂が率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズ、プランナーを経て独立。4歳上の兄・翔太が小学校時代に記していた謎の言葉「ヘラルボニー」を社名に、双子の松田文登と共にヘラルボニーを設立。異彩を、放て。をミッションに掲げる福祉実験ユニットを通じて、福祉領域のアップデートに挑む。ヘラルボニーのクリエイティブを統括。東京都在住。双子の弟。世界を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。
-
株式会社博報堂
執行役員
株式会社博報堂ケトル
取締役
クリエイティブディレクター
/編集者嶋 浩一郎
Koichiro Shimaプロフィール
- PROFILE
- 1993年博報堂入社。コーポレート・コミュニケーション局で企業のPR活動に携わる。
2001年朝日新聞社に出向。スターバックスコーヒーなどで販売された新聞「SEVEN」編集ディレクター。02年〜04年博報堂刊『広告』編集長。04年「本屋大賞」立ち上げに参画。現在NPO本屋大賞実行委員会理事。06年博報堂ケトルを⽴ち上げ多数の統合キャンペーンを実施。カルチャー誌「ケトル」編集長。12年ブックコーディネータ内沼晋太郎と下北沢に本屋B&Bを開業。
主な著書に『欲望する「ことば」〜「社会記号」とマーケティング』、『嶋浩一郎のアイデアのつくり方』、『このツイートは覚えておかなくちゃ。』など。
カンヌクリエイティビティフェスティバル、ACC賞など多くの広告賞で審査員も務める。 -
ソニーグループ株式会社
取締役 代表執行役
社長 COO 兼 CFO十時 裕樹
Hiroki Totokiプロフィール
- PROFILE
- 1987年 ソニー㈱(現ソニーグループ㈱)に入社後、財務部やロンドンの駐在を経て、ソニー銀行の立ち上げに携わる。その後、ソニーネットワークコミュニケーションズ㈱で代表取締役 執行役員副社長 CFOを務める。2013年にソニー㈱の業務執行役員 SVPに就任し、事業戦略、経営企画、財務、新規事業創出などを担当。2014年よりソニーモバイルコミュニケーションズ㈱の代表取締役社長 兼 CEOとして、スマートフォン事業の構造改革を遂行。2017年にソニー㈱ 執行役 EVP CSOとして中長期経営戦略を担当した後、2018年に専務 CFO、2020年に副社長 兼 CFOに就任。現在、ソニーグループ㈱ 取締役 代表執行役 社長 COO 兼 CFOを務める。
-
株式会社ウツワ
代表取締役ハヤカワ五味
Gomi Hayakawaプロフィール
- PROFILE
- 1995年、東京都生まれ。高校生の頃からアクセサリー類等の製作や販売を行い、多摩美術大学入学後にランジェリーブランド「feast」を立ち上げる。2019年からは生理から選択を考えるプロジェクト「ILLUMINATE」を立ち上げ、2022年にM&Aでユーグレナグループにジョイン。同年に「feast」を㈱ブルマーレに事業譲渡。週末は、趣味のコスプレに必死。
-
早稲田大学大学院
経営管理研究科
早稲田大学
ビジネススクール 教授入山 章栄
Akie Iriyamaプロフィール
- PROFILE
- 慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で、主に自動車メーカー・国内外政府機関 への調査・コンサルティング業務に従事した後、2008 年に米ピッツバーグ大学経営大学院より Ph.D.(博士号)を取得。 同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。 2013 年より早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授。 2019 年より教授。専門は経営学。
「Strategic Management Journal」など国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表。著書は「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)、「世界の経営学者はいま何を考えているのか」(英治出版)「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」(日経 BP 社) 他。 メディアでも活発な情報発信を行っている。 -
認定NPO法人
フリー・ザ・チルドレン・
ジャパン 代表中島 早苗
Sanae Nakajimaプロフィール
- PROFILE
- 学生時代に環境保護団体に所属し活動を始めたことから社会問題に取組むようになる。アパレル企業での勤務を経て1997年に渡米し、NGOでインターンとして働き始める。米国滞在中にFree The Childrenを知り理念に共感し、日本に紹介しようと帰国後の1999年に団体を設立。以後、活動に従事。訳書に「キッズパワーが世界を変える」、著書に「フィリピンの少女ピア」、「チャレンジ!キッズスピーチ」(共に大月書店刊)。2007年国際ソロプチミストより「青少年指導者育成賞」受賞。2022年7月から新潟市子どもの権利推進委員会委員に就任。
-
株式会社aba
代表取締役CEO宇井 吉美
Yoshimi Uiプロフィール
- PROFILE
- 祖母の介護をした経験を元に、介護者を支えるためのロボット開発の道を志す。
2011年、千葉工業大学未来ロボティクス学科在学中に株式会社abaを設立。
特別養護老人ホーム研修時、介護職員による排泄介助を見たことをきっかけに
「排泄センサーHelppad(ヘルプパッド)」を開発・製品化。
2017年、会社設立後に千葉工業大学大学院博士課程に入学、デザイン科学の研究で2019年3月博士号(工学)取得。起業家と研究者の両立に尽力する。
2019年、文部科学省 科学技術・学術政策研究所より「ナイスステップな研究者」に選出。
2021年、「Innovators Under 35 Japan 2021」(MIT U35)において
「コンピューター/電子機器」部門受賞 -
株式会社MIXI
取締役ファウンダー
上級執行役員笠原 健治
Kenji Kasaharaプロフィール
- PROFILE
- 1997年、大学のゼミで学んだITビジネスや、米シリコンバレーにおけるネットサービスの興隆に触発され、求人サイト「Find Job !」を開始。1999年法人化し、代表取締役就任。2004年、SNS「mixi」を開始。2006年、社名を「株式会社ミクシィ」と変更し、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2013年、取締役会長就任。2015年より、子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」を開始。2021年より、会話AIロボット「Romi」を一般販売開始。2021年、取締役ファウンダー就任。2022年より、取締役ファウンダー 上級執行役員(現任)。
-
認定NPO法人カタリバ
代表理事今村 久美
Kumi Imamuraプロフィール
- PROFILE
- 慶應義塾大学卒。2001年にNPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラム「カタリ場」を開始。2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、2020年には、経済的事情を抱える家庭にPCとWi-Fiを無償貸与し学習支援を行う「キッカケプログラム」を開始するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組む。ハタチ基金代表理事。地域・教育魅力化プラットフォーム理事。文部科学省中央教育審議会委員。経済産業省産業構造審議会臨時委員。
-
Saji Parfum SAS Président
株式会社Saji Parfum Japon 代表取締役渡辺 裕太
Yuta Watanabeプロフィール
- PROFILE
- 東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻後、モルガン・スタンレー証券投資銀行本部に入社。3年半の金融機関勤務の後、フレグランスの世界で働くことを夢見て渡仏、Panthéon-Sorbonne(パリ第一大学)及びParis-Daphine(パリ第九大学)にてMBAを取得後、フレグランスブランドJean-Michel Duriez Parisにて経験を積む。自身が思い描く「良い香り」を世に出すべく2020年9月にパリにてフレグランスブランド「çanoma(サノマ)」をローンチ。フランスが培った調香技術と日本人の感性を融合させた「上質な日常」をテーマとする香り作りを目指す。
-
株式会社和える
代表取締役矢島 里佳
Rika Yajimaプロフィール
- PROFILE
- 大学4年時の2011年、「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いから、株式会社和えるを創業。
1988年東京都生まれ、慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程 社会イノベータコース修了。
幼少期から職人の手仕事に触れられる環境を創出すべく、日本全国の職人と共に"0歳からの伝統ブランドaeru"を展開。
その他、日本の伝統や先人の智慧を、暮らしの中で活かしながら次世代につなぐために様々な事業を創造。
2015年第4回日本政策投資銀行(DBJ)「女性新ビジネスプランコンペティション」にて、女性起業大賞受賞。
「ガイアの夜明け」(テレビ東京)にて特集される。著書『和える-aeru-伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』、『やりがいから考える自分らしい働き方』等。 -
AironWorks Co., Ltd.
Co-Founder and CEO寺田 彼日
Ani Teradaプロフィール
- PROFILE
- 京都大学在学中にSloganの京都支社起ち上げ、トルコKoç Universityへの研究者派遣留学を経て、Benesse Corporationにてデジタルマーケティング及び社内新規事業に携わる。2014年イスラエルに渡りAniwoを創業。日本 – イスラエル間のオープンイノベーション推進、イノベーション人材の育成・採用サービス運営を行う。2021年サイバーセキュリティ領域に特化したプラットフォームを開発・提供するAironWorksを創業。京都大学経営管理大学院修了(MBA)、大阪大学経済学部卒。
-
三星グループ
代表(五代目アトツギ)岩田 真吾
Shingo Iwataプロフィール
- PROFILE
- 1887年創業の繊維・樹脂メーカー「三星グループ」代表(五代目アトツギ)。慶應大学を卒業後、三菱商事、ボストン・コンサルティング・グループを経て2010年より現職。欧州展開や自社ブランド立ち上げ、ウール回収・再生プロジェクトReBirth WOOL等を進める。2021年に産業観光イベント「ひつじサミット尾州」の代表発起人を務め、15,000人超を動員。2022年にはベンチャー×アトツギ共創基地TAKIBI & Co. (タキビコ)をスタート。個人として認定NPO法人Homedoor理事、株式会社AB&Company(東証GRT9251)社外取締役、フィンランド・サウナ・アンバサダーも務める。
-
株式会社amulapo
取締役CTO日高 萌子
Moeko Hidakaプロフィール
- PROFILE
- 2020年宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入社.現在まで,スペースデブリ除去を始めとする,宇宙機の航法誘導制御技術を専門に研究している.同時に,株式会社amulapo取締役CTOとして,xR・ロボット・AI等のICT技術を用いた宇宙コンテンツの開発に従事.宇宙をはじめとした科学技術の発展に向けて,科学技術の発信,社会実装や人材育成のための仕組みづくりに取んでいる.
-
株式会社NOD 代表
溝端 友輔
Yusuke Mizobataプロフィール
- PROFILE
- 建築ディレクター / プロジェクトマネージャー。
2019年に株式会社NODを創業し、「今までにない可能性をつくる」というコンセプトを元に、ソフトとハードの両面から新規事業開発、空間設計、不動産運営に携わってきた。
バイマス素材と大型3Dプリンティングによる「RECAPTURE」や日本橋のOMO型商業施設「GROWND」などを企画。
建築や不動産の領域を中心に、様々な職種のパートナーと共にプロジェクトを手掛けている。 -
経済産業省
サービス政策課長・
教育産業室長・
スポーツ産業室長浅野 大介
Daisuke Asanoプロフィール
- PROFILE
- 東京大学経済学部、同大学院法学政治学研究科修了後、2001年経済産業省入省。石油産業の事業再編、大規模災害対策、航空・港湾の規制改革とAPEC域内の物流円滑化等の業務を担当後、2018年に1人1台端末とEdTechを活用した教育改革プロジェクト「未来の教室」を立ち上げ、文部科学省等とGIGAスクール構想を推進。またスポーツ産業室長として、DX時代のスポーツ産業の事業環境整備も担当
-
studio-L
代表山崎 亮
Ryo Yamazakiプロフィール
- PROFILE
- 関西学院大学建築学部教授。コミュニティデザイナー。社会福祉士。
1973年愛知県生まれ。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。
著書に『コミュニティデザインの源流(太田出版)』、『縮充する日本(PHP新書)』、『地域ごはん日記(パイインターナショナル)』、『ケアするまちのデザイン(医学書院)』などがある。 -
キュレーター
NYAW.inc 代表取締役
一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表山峰 潤也
Junya Yamamineプロフィール
- PROFILE
- 東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、水戸芸術館現代美術センターにて学芸員として勤務、「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」「霧の抵抗 中谷芙二子(水戸芸術館)、「恵比寿映像祭(第4回-7回)」(東京都写真美術館)などをキュレーション。その後、アートコンプレックスANB Tokyo(六本木)の企画運営やavexが主催するMeet Your Art Festivalの企画・キュレーション、テレビ朝日やForbesなどのメディアや企業、行政関連の文化やアートに関わる事業のコンサルや監修を行う。また、2021年には国立台湾美術館にて「The world began without the human race and it will end without it.」を企画。そのほか、Prix Ars Electronica Digital Communities Advisory Board 2022、文化庁アートプラットフォーム事業委員(2018-2020)、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴメンバー、Tokyo Photographic Research副代表、2015年度文科省学芸員等在外派遣研修員、早稲田大学/東京工芸大学非常勤講師など。
-
ことでんグループ
代表真鍋 康正
Yasumasa Manabeプロフィール
- PROFILE
- 1976年香川県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、コンサルティング会社等を経て帰郷し、経営破綻したことでんグループの再生に従事。日本一高収益なローカル鉄道への変革を実現。ことでんグループ各社社長として、交通から地方の将来像を提案している。
並行してHOXIN株式会社代表取締役CEO/個人投資家として地方スタートアップへの投資・支援を通じ、瀬戸内地域での新産業育成を推進。
株式会社電脳交通、建ロボテック株式会社、MATCHA株式会社等、複数のスタートアップ企業の社外取締役。 -
株式会社ディー・エヌ・エー
代表取締役会長南場 智子
Tomoko Nambaプロフィール
- PROFILE
- 1986年マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。1990年ハーバード・ビジネス・スクールにてMBAを取得し、1996年にマッキンゼーでパートナー(役員)に就任。1999年に株式会社ディー・エヌ・エーを設立し、現在は代表取締役会長を務める。2015年より横浜DeNAベイスターズオーナー。著書に「不格好経営」。
-
音楽家
SASUKE
プロフィール
- PROFILE
- 2003年愛媛県生まれ、19歳の音楽家。
2歳からダンス、5歳からGarageBandで作曲を始め、10歳でニューヨークのアポロ・シアター『アマチュアナイト』に出場し、日本人最年少で優勝、12歳でフィンガードラムパフォーマンス日本一を決める大会にて準優勝、14歳の頃原宿での路上ライブがSNSで拡散、注目されたことがきっかけでメジャーデビュー。その後自身の作品リリースや新しい地図 join ミュージック、郷ひろみなど他アーティストへの楽曲提供やリミックス、テレビ番組やCM曲の提供、プロデュースなども手がける。東京2020パラリンピック閉会式出演、音楽制作を担当。 -
ヤマガタデザイン株式会社
代表取締役山中 大介
Daisuke Yamanakaプロフィール
- PROFILE
- 課題を解決する事業をデザインすることで、地方都市の凡ゆる課題は未来への希望に変えることができる。2014年ヤマガタデザイン株式会社を設立。地域と全国から資本調達(34億円)し、山形庄内から全国にも展開可能な課題解決のモデルづくりに挑む。田んぼに浮かぶ木造ホテル「SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)」、天性重視個性伸長の教育施設「KIDS DOME SORAI(キッズドームソライ)」、人材紹介ポータルメディア「ショウナイズカン」、有機農業プラットフォーム「SHONAI ROOTS(ショウナイ ルーツ)」、農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」、農業ロボット開発「有機米デザイン」などの街づくり事業を手掛ける。
-
コミックスマート株式会社
代表取締役佐藤 光紀
Koki Satoプロフィール
- PROFILE
- 1975年 東京都生まれ。
1997年 立教大学法学部を卒業後、株式会社サブ・アンド・リミナル(現株式会社セプテーニ・ホールディングス)に新卒で入社。
1999年 新規事業責任者としてインターネット広告事業を立ち上げ、同社を国内トップクラスのデジタルマーケティング企業に育てる。
2001年 セプテーニ(現株式会社セプテーニ・ホールディングス)がJASDAQ(現東証スタンダード市場)に上場。
2006年 持株会社体制移行に伴い、事業会社である株式会社セプテーニの代表取締役社長に就任。
2009年 セプテーニ・ホールディングス代表取締役社長に就任。
2013年 新規事業としてマンガコンテンツ事業を立ち上げ、コミックスマート株式会社代表取締役に就任(現任)。マンガアプリ「GANMA!」を国内有数のマンガアプリに成長させる。また、GANMA!の編集長としても数多くのヒット作品づくりを手がける。
2024年 セプテーニ・ホールディングス代表取締役を退任。コミックスマートの代表としてマンガ、アニメを中心としたIPプラットフォーム事業に集中し、スタートアップ企業としての事業成長を目指す。 -
株式会社SkyDrive
代表取締役CEO福澤 知浩
Tomohiro Fukuzawaプロフィール
- PROFILE
- 東京大学工学部卒業後、2010年にトヨタ自動車に入社し、グローバル調達に従事。同時に多くの現場でのトヨタ生産方式を用いた改善活動により原価改善賞を受賞。
2018 年に株式会社SkyDrive を設立し、「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」の開発を推進。経済産業省と国土交通省が実施する「空の移動革命に向けた官民協議会」の構成員として、「空飛ぶクルマ」の実用化に向けて政府と新ルール作りにも取り組む。
Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2021」のTOP20に選出、MIT Technology Reviewの「Innovators Under 35 Japan 2020」を受賞。 -
株式会社LITALICO
代表取締役社長山口 文洋
Fumihiro Yamaguchiプロフィール
- PROFILE
- ITベンチャー企業でのマーケティング・システム開発担当を経て、2006年、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。
進学事業本部の事業戦略・統括を担当し、2011年の新規事業プランコンテスト「New RING」にてグランプリを受賞、オンライン予備校事業「受験サプリ(現スタディサプリ)」を立ち上げる。
2012年10月、株式会社リクルートマーケティングパートナーズの執行役員に就任。新規事業開発・メディアプロデュース・ネットビジネス本部を担当。
2015年4月より、リクルートホールディングス執行役員およびリクルートマーケティングパートナーズ代表取締役社長に就任。
2018年4月より、リクルート執行役員 教育・学習担当に就任。
2022年4月株式会社LITALICOに入社、副社長執行役員に就任。 -
LINEヤフー株式会社
上級執行役員
検索カンパニーCEO藤門 千明
Chiaki Fujimonプロフィール
- PROFILE
- 静岡県生まれ。2005年に筑波大学大学院を卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。
エンジニアとして「Yahoo! JAPAN ID」や「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」の決済システム構築などに携わる。決済金融部門のテクニカルディレクターや「Yahoo! JAPAN」を支えるプラットフォームの責任者を経て、2015年にヤフー株式会社CTOに就任。2019年10月にZホールディングス株式会社 常務執行役員 CTO、ヤフー株式会社 取締役 常務執行役員CTOに就任。2023年10月よりLINEヤフー株式会社 上級執行役員 検索カンパニーCEOに就任。 -
株式会社ワンキャリア
代表取締役社長
執行役員CEO宮下 尚之
Takashi Miyashitaプロフィール
- PROFILE
- 株式会社ワンキャリア代表取締役社長。1985年兵庫県神戸市出身。マース ジャパン リミテッドにてブランドマーケティング業務、経営企画業務に従事。2015年ワンキャリアを創業。「人の数だけ、キャリアをつくる。」をミッションに、キャリアデータプラットフォーム事業を展開。新しい学びの選択肢を提供するという思いに賛同し、本プロジェクトに参画。
-
明和電機
アーティスト土佐 信道
Nobumichi Tosaプロフィール
- PROFILE
- 土佐信道プロデュースによる芸術ユニット。様々なナンセンスマシーンを開発しライブや展覧会など、国内外で広く発表している。音符の形の電子楽器「オタマトーン」などの商品開発も行う。
2019年3月には秋葉原「東京ラジオデパート」にて明和電機初の公式ショップ「明和電機秋葉原店」をオープンさせた。2023年はデビュー30周年を迎える。 -
さくらインターネット
株式会社
代表取締役社長田中 邦裕
Kunihiro Tanakaプロフィール
- PROFILE
- 1978年大阪生まれ。1996年舞鶴高専在学中にさくらインターネットを創業し、2005年東証マザーズ上場、2015年東証一部上場。元々のバックグラウンドはエンジニアでありながらも、自らの起業経験などを生かし、スタートアップ企業のメンターや、学生エンジニアの指導等にあたる。また、業界発展のためSAJやJDCC等、各種団体に理事や委員としても多数参画。
-
認定NPO法人
スローレーベル
創設者 / 芸術監督栗栖 良依
Yoshie Krisプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 障害を抱えながらも夢に向かって挑戦
リオ・東京パラリンピック開閉会式のステージアドバイザーを歴任
クリエイティブディレクター・認定NPO法人スローレーベル 理事長 - 目標や夢が決まっていると何か変わっていきますか?
- 具体的に夢の目標っていうターゲットが定まると、じゃあその為にどうしたらいいんだろうと考えはじめますよね。例えば、私がやりたいのはオリンピックの開会式の演出だから何か国際的なスポーツ大会のイベントに関わるような仕事をやっていこうとか、普通の規模の舞台とは違う大きなスケールの物を作れるような仕組みのデザインを学ぼうなど。具体的な行動が見えてきた気がします。
- 失敗は怖くないんですか?
- 今の日本社会は確かに失敗を許さないというか、失敗=悪みたいな空気がありますね。私は別に失敗したっていいじゃんと思っています。また立ち直ればいいし、失敗からしか学べないこともあるので失敗するって悪いことではないと捉えているからです。若い頃からたくさんの小さな挑戦と失敗を繰り返してきたのでもしかしたら免疫がついているのかもしれません。
-
株式会社HASUNA
Founder & CEO
武蔵野大学
アントレプレナーシップ学部
教授白木 夏子
Natsuko Shirakiプロフィール
- PROFILE
- ジュエリーブランドHASUNA Founder & CEO、ブランドプロデューサー・ディレクター。 武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部教員・研究所客員研究員。 英ロンドン大学卒業後、国際機関、投資ファンドを経て2009年に株式会社HASUNAを設立。 HASUNAでは、ペルー、パキスタン、ルワンダほか世界約10カ国の宝石鉱山労働者や職人とともにジュエリーを制作し、 エシカル(=道徳的、倫理的)なものづくりを実践。
-
サイボウズ株式会社
代表取締役社長青野 慶久
Yoshihisa Aonoプロフィール
- PROFILE
- 1971年生まれ。愛媛県今治市出身。大阪大学工学部卒業後、松下電工(現 パナソニック)を経て、1997年8月愛媛県松山市でサイボウズを設立。2005年4月代表取締役社長に就任。2018年1月代表取締役社長 兼 チームワーク総研所長(現任)
社内のワークスタイル変革を推進し離職率を10分の1に低減するとともに、3児の父として3度の育児休暇を取得。2011年から事業のクラウド化を進め、2020年にクラウド事業の売上が全体の75%を超えるまでに成長する。 -
株式会社スマレジ
取締役会長山本 博士
Hiroshi Yamamotoプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 高専を卒業し、音楽業界を経てITエンジニアに
お店のレジシステムをアプリ一つに集約した「スマレジ」の開発者 - やりたいことが明確なほうがいいですか?
- やりたいことがある人がいてそれをフォローする人もいる。どちらでもいいと思うんですよね。誰かのやりたいことに共感して自分ごと化するというのもありだし、サラリーマンとして実現するのもあり。副業でも起業でもやりたいことをやったらいいですよね。やりたいことがなければやりたいことがある人をフォローするのもいいと思います。
- 起業をする人は増えるといいと思いますか?
- 自ら何か始めるためには「考える力」が大事になってくる。自分で判断して責任を持ってやることは、ポジティブにやり続ければ、その人自身が伸びることだと思うんですよね。そして、世の中にも新しい発見が出ていくということ。その2点を考えると起業する人はたくさん出てほしいなと思います。
-
DNX Ventures
Managing Partner&Head of Japan倉林 陽
Akira Kurabayashiプロフィール
- PROFILE
- 富士通、三井物産にて日米のITテクノロジー分野でのベンチャー投資、事業開発を担当。MBA留学後はGlobespan Capital Partners、Salesforce Venturesの日本代表を歴任。2015年よりDNX Venturesに参画し、2020年にManaging Partner & Head of Japanに就任。同志社大学博士(学術)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営大学院修了(MBA)。著書「コーポレートベンチャーキャピタルの実務」(中央経済社)
-
株式会社LITALICO
代表取締役会長長谷川 敦弥
Atsumi Hasegawaプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 世界には必ず自分の居場所がある。
3,000名の社員と挑む「障害のない世界」 - 自分らしい起業という生き方をできるようになって、自分にどんな変化がありましたか?
- 良い意味で自分を押さえつけなくてよくなったことでしょうか。このもともとある「自分」を全開にして良いということが、一番嬉しい、楽しいと思えますね。生きる喜びです。もちろん自分のダメなところもたくさんありますが、自分の良いところを世界にぶつけていることが前提なので、自分の課題点や反省点も健全に直していけると思っています。
- 大人になるって楽しいですか?
- 今の僕は、大人になるという感覚より、むしろ幼稚園児か小学生ぐらいの子どもに戻っているという感覚の方が強いです。きっと社員から見たら「あの人は子どもだ」とずっと思われていると思います。これがやりたい!こんなのがほしい!ということに対して一番無邪気にエネルギーをぶつけている感覚なので、良い意味で大人になっていないという感じでしょうか。やりたいことに対してよりまっすぐに向かえるようになったと思いますね。
-
株式会社マネーフォワード
代表取締役社長CEO辻 庸介
Yosuke Tsujiプロフィール
- PROFILE
- 1976年大阪府生まれ。2001年に京都大学農学部を卒業後、ソニー株式会社に入社。2004年にマネックス証券株式会社に参画。2011年ペンシルバニア大学ウォートン校MBA修了。2012年に株式会社マネーフォワードを設立し、2017年9月、東京証券取引所マザーズ市場に上場(2021年6月に東証一部へ市場変更)。2018年2月 「第4回日本ベンチャー大賞」にて審査委員会特別賞受賞。新経済連盟 幹事、シリコンバレー・ジャパン・プラットフォーム エグゼクティブ・コミッティー、経済同友会 第1期ノミネートメンバー。
-
WAmazing株式会社
代表取締役 CEO加藤 史子
Fumiko Katoプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- スマホ片手に自由な日本旅行を届ける訪日向けサービスを展開する
観光業スタートアップ「WAmazing」を創業した女性起業家 - 起業は自分には縁のない世界のように思えるのですが、実際はどうですか?
- 私たちは固定概念に縛られているかもしれません。無意識なのでなかなか気がつけないんですが、私の経営者のイメージも「ロマンスグレーの中高年のおじさま」で、すごく遠い世界の話だと思っていたんです。社長になりたかったわけでもないし、何人もの社員を抱えるなんて考えてもいませんでしたが、でもやってみたら意外とフィットした。周りに起業をした人や起業家がいたら、きっと起業家も増えて、より身近な職業になるかもしれませんね。
- 起業はどんな人に向いていると思いますか?
- 楽観的と言われる人には向いてると思います。楽観的な人は、物事をポジティブに捉えたり未来は明るいと思ったり何とかなるさという気持ちがある。起業にとってこれはとても大切なことです。他には仲間とワイワイ何かをやるのが好きな人も向いてると思います。私は小学校・中学校・高校・大学を通して学園祭の実行委員をずっとやっていました。個人事業主以外の起業の場合は大抵の場合は仲間と一緒にやると思うので、それがストレスではなく楽しいという人には向いていると思いますね。
-
株式会社シロ
ファウンダー/
ブランドプロデューサー今井 浩恵
Hiroe Imaiプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 社会を良くしていくために、今できることを。
26歳で社長就任した
コスメティックブランドSHIROのブランドプロデューサー - 中学生の時に学びたかったことはありますか?
- 帝王学、経営学、環境のこと。デジタルやアートも含めて学べるのはすごく羨ましいと思います。私は、学びの土台はなく、パッションでこれを作るためにはどうしたらいいかを一つずつ考えながら進めていますが、もし中高生時代に学びの土台があれば、全然違う形のブランドを作っていたかもしれませんね。
- 中学生に今伝えたいことはありますか?
- たくさんの人と出会って、たくさん遊んだらいいですね。人との出会いは財産。人生を一番豊かにしてくれると、私は思っています。
-
株式会社CAMPFIRE
ファウンダー会長家入 一真
Kazuma Ieiriプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 中2からの不登校を乗り越え29歳で最年少上場を経験
GMOペパボ、CAMPFIRE、BASEを立ち上げた連続起業家 - 学校ってどんな場所であるべきだと思いますか?
- 一つは居場所であるべきだなと思っています。最近よく言われることですが、心理的に安全であることで人は初めてチャレンジができるのだと思います。なので、まずは学校がここに自分がいてもいいんだと思える場所であることはとても大事なことではないでしょうか。
もう一つは、さまざまな考え方や価値観と触れることができる場所であってほしいですね。自分の経験では、触れ合った大人の数が圧倒的に少なかった。先生と親くらい。喫茶店やっているおじちゃんとか、居酒屋やっているおばちゃんとか、多様な人生と触れ合える場所だといいなと思います。 - コンプレックスや嫌な経験をどうやって乗り越えましたか?
- 弱みやコンプレックス、辛いこと、理不尽な出来事など全てが自分を形作っていると思います。そういう負の部分を自分がやることの意義に転換できれば、強みになる。今でもコンプレックスはあるけれど、だからこそ僕がやる意味があることに転換し、意義のある活動につなげたいと思っています。
-
そら植物園株式会社
代表取締役西畠 清順
Seijun Nishihataプロフィール
- PROFILE
- 日本各地・世界各国を旅してさまざまな植物を収集し、依頼に応じて各国の様々な王族貴族から企業、行政機関などに植物を届け続けるプラントハンター。植物を使った様々な開発や企画を成功させ植物業界に旋風を巻き起こしている。著書に『そらみみ植物園』『教えてくれたのは、植物でした』など多数。
-
星野リゾート
代表星野 佳路
Yoshiharu Hoshinoプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 「星のや」「界」「リゾナーレ」などの
温泉旅館やホテルを運営する“リゾートの革命児” - 起業したら会社を大きくすることを考えた方がいいと思いますか?
- 起業をした会社を大きくするかどうかは後から考えた方がいいと思います。起業の最大の問題点は生存率です。10年生存率が6.3%、20年生存率が0.3%なんです。つまり、大半は続かない。まずは、当面10年続くように頑張る。それが一番大事で、10年続けられる形になったら大きな成長を目指せる場所になっていけばいいと思います。
- どんな授業を考えていますか?
- 観光の楽しさや面白さ。観光客に来てもらい、お土産を買ってもらってお金儲けをしようというのではない、本当の良さが伝わるといいなと考えています。
-
株式会社Takram
代表取締役
デザインエンジニア田川 欣哉
Kinya Tagawaプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- テクノロジー・デザイン・ビジネスの領域を横断し世界中で活躍する、気鋭のデザイン・イノベーション・ファーム Takram経営者兼デザインエンジニア
- 学びって何ですか?
- 学びの根源的なところだと思いますが、自分の知らないことを知ることができると楽しいんですよね。学びとは、好奇心とかできなかったことができるようになるとか、見えてないところに自分を連れて行ってくれるものだと思っています。つまり、「歩いてる」ような感じです。歩かずにそこにいれば知っている風景のままで安心かもしれませんが、知らない場所に行こうとするとてくてく歩かなきゃいけない。自分にとってはその一歩一歩が学びという感じがしますね。
- 一期生として、この学校に入ることについてどう思いますか?
- 一期生って歴史の中で1回しかないじゃないですか。すごいチャンスです。どの学校も一期生ってすごく面白い人たちが集まるんですよ。中学生の皆さんもそうですが、親御さんの決心も必要ですよね。でも、一番熱量が高くて、面白い人たちが集まる。そして強いつながりができると思うので、本当に良いチャンスだと思います。
-
株式会社yutori
代表取締役片石 貴展
Takanori Kataishiプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 24歳で “インスタ起業”。ファッションD2Cブランド『9090』などを手掛け、2020年にZOZOグループへ。株式会社yutoriの代表
- いわゆる”イタい”と思われることについて、どうしたらブレずにいられると思いますか?
- 自分の好きなものを否定するのではなくそれをポジティブに受け入れてくれる、それを面白がってくれる環境は大事だなと思います。僕は、学生時代は学校ではなく原宿で友達を作り、好きな話をしたりして、コミュニティは自発的に作るようにしていました。
- 学校ってどんな場所だったらいいと思いますか?
- もっと “試しにやってみること” を重ねていけるような形になったらいいなと思います。やる前にそのことの正しさを話していくというより、まずはやってみて学びの中で形を変えていけばいい。SNSやアプリもリリースしてユーザーに使ってもらいながら、バージョンをどんどん更新していくという考え方じゃないですか。学校もそういう考え方で授業などがもっとインターネットっぽく展開されて、身軽になったらいいのになと思います。
-
株式会社ライプニッツ
代表取締役山口 周
Shu Yamaguchiプロフィール
- PROFILE
- 1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、BCGなどで戦略策定、文化政策、組織開発等に従事。著書に『ビジネスの未来』『ニュータイプの時代』『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』『武器になる哲学』など。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修士課程修了。
株式会社中川政七商店社外取締役、株式会社モバイルファクトリー社外取締役。 -
ビジョナル株式会社
代表取締役社長南 壮一郎
Soichiro Minamiプロフィール
- PROFILE
- 1999年、米・タフツ大学卒業後、モルガン・スタンレーに入社。2004年、楽天イーグルスの創立メンバーとして新プロ野球球団設立に携わった後、2009年、ビズリーチを創業。その後、採用プラットフォームや人財活用プラットフォームをはじめとした人事マネジメント(HR Tech)領域を中心に、事業承継M&A、物流、Sales Tech、サイバーセキュリティ領域等においても、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する事業を次々と立ち上げる。2020年2月にVisionalとしてグループ経営体制に移行後、現職に就任。2014年、世界経済フォーラム(ダボス会議)の「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出。
-
株式会社マクアケ
共同創業者 取締役坊垣 佳奈
Kana Bogakiプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- サイバーエージェント入社1ヶ月で子会社を立ち上げ。
アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」の共同創業者 - 起業って何だと思いますか?
- 起業とは証を残すことですね。父の言葉に戻りますが、自分にしかできない何かを形として残すこと。他にもいくつかの起業は体験しましたが、マクアケでは自分にしかできない形を残そうとしていて、改めてこれが私にとっての起業なんだと思っています。
- 起業をして大変なことはありましたか?
- チームでやる大変さはありますね。しかし、いろいろな人が集まるから大きなことを成し遂げられたり、面白い考えが出たりするので、大変でも私はチームでやりたいと思っています。
-
株式会社スマイルズ
代表遠山 正道
Masamichi Toyamaプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」の生みの親。新しいビジネスを次々生み出す事業家・アーティスト
- どうしたらアイデアは生まれますか?
- いろいろな方法があると思いますが、一つは自分の専門性みたいなものがあるとアイデアが生まれやすいと思います。アイデアは何もないところには降ってこなくて、アンテナがあるとそこに引っ掛かってくる。そのアンテナとは、例えば技術・専門など、あるいはそこまでいかなくても気になる、興味があるものなど。それがあると雑音や情報が無限にある中で目や耳にそういうものが引っ掛かってきてアイデアにつながる気がしますね。
- どうしたら起業を選ぶことができますか?
- まずは、何か自分が思ったことを形にし、小さな成功を積み上げていくといいと思います。例えば誰かの許可がいらない範囲の中で自分の価値を少しずつ乗せていく癖をつけるなど。そうすると自分に自信がついてきて、最終的にやろうとしたことがたまたまビジネスのフィールドだったと起業つながるかもしれません。また、自分が思ったことを言語化、具体化、見える化しておく癖をつけておくことも、ビジネスモデルを思いついた時に起業につながると思いますね。
-
オイシックス・ラ・大地
株式会社
代表取締役社長髙島 宏平
Kohey Takashimaプロフィール
- PROFILE
- 1973年神奈川県生まれ。東京大学大学院修了後、マッキンゼー日本支社勤務を経て、2000年6月に「一般のご家庭での豊かな食生活の実現」を企業理念とするオイシックス株式会社を設立。2013年に東証マザーズに上場。2016年、買い物難民への移動スーパー「とくし丸」を子会社化。2017年には「大地を守る会」と、翌2018年には「らでぃっしゅぼーや」との経営統合を実現し、食材宅配3ブランドを擁するオイシックス・ラ・大地株式会社代表取締役社長に就任。2019年にアメリカでヴィーガンミールブランドを展開するThree Limes, Inc(通称:The Purple Carrot)を子会社化し、Directorに就任する。2020年に東証第一部へ指定替えとなる。
2007年、世界経済フォーラムYoung Global Leadersに選出。2011年3月の大震災後に、一般社団法人「東の食の会」の発起人として復興支援活動を精力的に開始。2016年には越後妻有を魅力ある地域にしていくことを目的としたNPO法人「越後妻有里山協働機構」の副理事に就任。2018年からは一般社団法人日本車いすラグビー連盟 理事長に就任し、経済界からパラスポーツを支援。2020年にはEY Entrepreneur Of the Year日本代表に選出。
公益社団法人経済同友会では、2017年より「東京オリンピック・パラリンピック2020委員会」の委員長を務め、2018年「負担増世代が考える社会保障改革委員会」の委員長を歴任。2021年4月には副代表幹事に就任し、広報戦略検討委員会の委員長並びにソーシャルデータリサーチ(仮称)設立検討委員会の委員長を務める。 -
中川 淳
Jun Nakagawaプロフィール
- PROFILE
- 株式会社 中川政七商店 代表取締役会長。業界初の工芸をベースにしたSPA業態を確立し、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと、業界特化型の経営コンサルティング事業を手掛ける。現在は奈良の地に数多くのスモールビジネスを生み出し、街を元気にするプロジェクト「N.PARK PROJECT」を提唱。産業観光によりビジョンの実現を目指している。
-
ウェルカムグループ
代表横川 正紀
Masaki Yokokawaプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 「DEAN & DELUCA」をNYから日本に。独自の経営手法で数多くのライフスタイルショップやレストランを生み出す起業家
- やりたいことが見つかりません。どうしたら見つかりますか?
- 僕の場合は、彫刻みたいな感じでした。まずは塊に向かって「あぁ、丸い物作りたいな」とか、「こんなひょうたんみたいな形作りたいな」とぼんやりと思います。そして、作っていくうちに、少し形は変わったりしますが、何かしらの形が見えてくるのです。ぼんやりでも見えているやりたいことは、あまり怖がらずに掘っていくといいのではないでしょうか。
- 苦手なことを克服する必要はありますか?
- 僕は、自分がものすごく得意なことや興味があることができたら、そのほかのことが置き去りになってもいいじゃないかと思っています。自分自身も苦手なものから逃げてきたことや置いてきたこともあります。それでも、そのあとにバランス取っていけばいいし、いいところを伸ばしていけたらと思うのです。
-
探究学舎
代表宝槻 泰伸
Yasunobu Hotsukiプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 高校を中退し、京大へ。次男三男も続き、「京大三兄弟」に。
驚き感動する授業で子どもたちの好奇心を生む「探究学舎」代表 - 起業って何だと思いますか?
- 起業とは、自分の志を表現すること。就職とは、誰かの志の表現に参加すること。そこが違いますよね。誰かがやってることを自分もメンバーとして一緒にやりたいと思えば就職すればいいと思いますが、そういう仲間とか志とか挑戦が世の中にないなと思ったら、自らやれということだと思います。
- 起業をしてよかったことは何ですか?
- 起業してよかったことの一つは、自由と責任。これはコインの裏表だと思うんです。自由を大きくしていけばその分だけ責任も増える。でも責任を増やしていけばいくほど、自由も増える。それを日々感じながら生きるということが、僕は人生を豊かにするとても大事なポイントだと思っています。自由と責任を最大化するという意味で、そのことに直接的に向き合える生き方の一つが起業ですね。
-
株式会社ギークピクチュアズ
代表取締役小佐野 保
Tamotsu Kosanoプロフィール
- PROFILE
- 栃木県足利市生まれ。学習院大学経済学部卒 プロデューサーとしてCM・映画・アニメ・ミュージックビデオ・ドラマ等の企画制作に関わる。 主なものとしては、TVCM/ソフトバンク「白戸家シリーズ」、サントリー「BOSS宇宙人ジョーンズシリーズ」、映画/「深夜食堂」「東京喰種/トーキョーグール」「ファブル」、他多数。株式会社ギークサイト・株式会社ギークトイズ・ネストビジュアル株式会社 代表取締役、2019年より東映グループの東映シーエム代表取締役も兼任。
-
株式会社ニューピース
CEO / Creative Director高木 新平
Shinpei Takagiプロフィール&インタビュー
- PROFILE
- 大手広告代理店から起業の道へ
「ビジョニング」を武器に、さまざまな社会変革を仕掛け
未来をつくる「NEWPEACE」代表 - 得意なことってどうやったら見つかると思いますか?
- 小説家の村上龍が中高生向けに書いている『13歳のハローワーク』という本の中に得意なことについて述べられているページがあります。そこには得意なこととは自分自身が「やり続けられること」と書かれていて、それには僕も賛同。彼自身は小説を書くのが好きじゃないけれど、書き続けられると言っています。例えば、歌でも仕事でもそう。「やれてしまう、続けられてしまう」というのが大事。僕の場合は苦しさも感じず、むしろ楽しんでコンセプトを言語化するということができてしまいました。こうして、これが自分の得意なことで仕事にしていくといいのかなと少しずつ知っていきました。
- 起業は大変ですか?
- 僕自身は富山を18歳の時に出たわけですが、昔は窮屈だったんです。それは、周りを見てこうしないといけないというところから、自分の行動を考えなければいけないという苦しさだったと思っていて。周りに合わせている方が楽ではありますが。
起業はうまくいかないことの連続です。もちろん今のほうが大変ですが、それでも人生に対する自己効力感があって充実していると感じていますね。 -
株式会社2100 CEO
Creative Director国見 昭仁
Akihito Kunimiプロフィール
- PROFILE
- 1996年 第一勧業銀行(現 みずほ銀行)入行。2000年 株式会社アサツーディ・ケイ入社。2004年 株式会社電通入社し、2010年 電通で経営/事業変革のクリエイティブユニット「未来創造グループ」立ち上げ。2017年 未来創造グループを拡張したビジネスデザインの専門組織「電通ビジネスデザインスクエア」立ち上げ。2018年 電通でエグゼクティブ・プロフェッショナル(役員待遇)に就任。2020年 電通を退社し、企業の存在のあり方から未来をデザインする「2100」を創業。
-
株式会社バスキュール
代表取締役朴 正義
Masayoshi Bokuプロフィール
- PROFILE
- 人・モノ・コトの新しい繋がりを生み出し、新しい体験づくりに挑むプロジェクトデザインスタジオ「バスキュール」の代表。国際宇宙ステーション内に双方向スタジオを開設した「KIBO宇宙放送局」や、プロアスリートのパフォーマンスを体感できる「VR REAL DATA BASEBALL」など、メディア/イベント/プロダクト/スポーツ/都市開発/宇宙開発と領域を超えた、数多くの共創プロジェクトを推進している。
ICCパートナーズ
代表取締役
小林 雅
インキュベイトファンド
代表パートナー
一般社団法人
日本ベンチャーキャピタル
協会 特別顧問
赤浦 徹
株式会社クラウドワークス
代表取締役社長兼 CEO
吉田 浩一郎
ラクスル株式会社
取締役会長
ジョーシス株式会社
代表取締役社長
松本 恭攝
ANRI株式会社
代表取締役社長
佐俣 アンリ
Zip Infrastructure
株式会社
代表取締役
須知 高匡
GROOVE X株式会社
代表取締役社長
林 要
株式会社ヘラルボニー
代表取締役社長
松田 崇弥
株式会社博報堂
執行役員
株式会社博報堂ケトル
取締役
クリエイティブディレクター
/編集者
嶋 浩一郎
ソニーグループ株式会社
取締役 代表執行役
社長 COO 兼 CFO
十時 裕樹
株式会社ウツワ
代表取締役
ハヤカワ五味
早稲田大学大学院
経営管理研究科
早稲田大学
ビジネススクール 教授
入山 章栄
認定NPO法人
フリー・ザ・チルドレン・
ジャパン 代表
中島 早苗
株式会社aba
代表取締役CEO
宇井 吉美
株式会社MIXI
取締役ファウンダー
上級執行役員
笠原 健治
認定NPO法人カタリバ
代表理事
今村 久美
Saji Parfum SAS Président
株式会社Saji Parfum Japon 代表取締役
渡辺 裕太
株式会社和える
代表取締役
矢島 里佳
AironWorks Co., Ltd.
Co-Founder and CEO
寺田 彼日
三星グループ
代表(五代目アトツギ)
岩田 真吾
株式会社amulapo
取締役CTO
日高 萌子
株式会社NOD 代表
溝端 友輔
経済産業省
サービス政策課長・
教育産業室長・
スポーツ産業室長
浅野 大介
studio-L
代表
山崎 亮
キュレーター
NYAW.inc 代表取締役
一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表
山峰 潤也
ことでんグループ
代表
真鍋 康正
株式会社ディー・エヌ・エー
代表取締役会長
南場 智子
音楽家
SASUKE
ヤマガタデザイン株式会社
代表取締役
山中 大介
コミックスマート株式会社
代表取締役
佐藤 光紀
株式会社SkyDrive
代表取締役CEO
福澤 知浩
株式会社LITALICO
代表取締役社長
山口 文洋
LINEヤフー株式会社
上級執行役員
検索カンパニーCEO
藤門 千明
株式会社ワンキャリア
代表取締役社長
執行役員CEO
宮下 尚之
明和電機
アーティスト
土佐 信道
さくらインターネット
株式会社
代表取締役社長
田中 邦裕
認定NPO法人スローレーベル
栗栖 良依
学校は“現場”だった
アートを使っていろいろな人たちを巻き込みながら社会変革を起こしていく認定NPO法人「スローレーベル」を立ち上げ、理事長をしています。また、スローサーカスプロジェクトという障害のある人たちとサーカスを作る活動のプロデューサーや、東京2020パラリンピック競技大会の開閉会式のステージアドバイザーをしていました。
こういう仕事をしていますが、実は私は子どもの頃からやっていることがあまり変わらないんです。中学生の頃はほぼ勉強もせず、でも皆勤賞。文化祭や送別会などの出し物や作品を作るために学校に行っていました。今でいう現場に通っているような感覚です(笑)。
ずっと変わらない“好きなこと”を追いかけて
いつか舞台や演出のような好きなことを仕事にしたいと思いつつ、同時に平和活動にも興味がありました。平和活動の手段は、外交官になる、井戸を掘るなどさまざまあると思いますが、私が得意なことは舞台のことなので、舞台やアートを作ることで平和に貢献できるような仕事をしたいと思っていて。そういうことを考えていた高1の頃、平和の祭典であるオリンピックの開会式を偶然テレビで観て「この演出を私も作りたい!」と思い、ずっと目指してきました。
ターニングポイントは、夢、イタリア留学、そして病気
今に至るまでにいくつか分岐点があります。一つめはオリンピックの演出という夢が定まったこと。二つめは、イタリアに留学し、日本では認めてもらえないけれど、世界では評価してもらえたこと。とても自信になって、自分らしく生きていいんだと思える機会になりました。三つめは、骨肉腫という病気になり、障害者になったこと。夢を追いかけて毎日1秒たりとも無駄にせずに頑張ってきた生き方で病気になってしまったことがこれからの自分の生き方や将来について、価値観を大きく変えるきっかけとなります。
大人になるとは、過去と今がつながっていくこと
大人になることで若い頃には見えなかったことが見えたり、持てない視点が持てたりしますよね。辛さと幸せの比率は半々で、大変なこともたくさんあります。でも、色々と思わぬことが起きたり、追い風になったりして、結局ここに辿り着くために「あのこと」が起きたのかなと思えることもある。きっと私は、病気があったから、パラリンピックという新しい目標を掲げて、子どもの頃の夢を実現できた。過去で起きたことは今につながっていると実感しています。
自分らしい生き方は、自分でデザインしよう
私が思う起業とは、自分なりの生計の立て方や生き方を自分でデザインしていくこと。私自身が「起業するぞ!」と思って始めたわけではありませんが、学生の頃から、旅が好きだから常に旅しながらどこにいてもできる仕事をしたいとか、このくらいのお金を稼いでこんな風に生きていたいというイメージはありました。それが実現できるように1つ1つ積み重ねてきたように思います。
自分を表現することで作り出されるいい循環
選択肢はさまざまあるのに、それを知らないが故に無理やり既存の道に自分を当てはめて、生きづらさを感じて生きている人も多くいます。そうではない生き方もあるし、自分の好きな形がすでに世の中に存在しているとは限らないから、その時は作り出すしかない。その中で自分らしくベストパフォーマンスを出して、しっかりと表現していくことで出会えない人と出会えたり、次にまた声をかけてもらえたり、仲間が見つかったりします。そうすると、またやりたいことや楽しいことが出てくる。生きていて楽しいなと思える循環になっていくと思います。
中学生からの一問一答
株式会社HASUNA
Founder & CEO
武蔵野大学
アントレプレナーシップ学部
教授
白木 夏子
サイボウズ株式会社
代表取締役社長
青野 慶久
株式会社スマレジ
山本 博士
モノをつくる職人になりたい
僕はもともとプログラマーでした。途中から経営者になり、今はソフトウェア会社で「スマレジ」というiPadを使ったお店のレジシステムを作り販売しています。
中学時代は大阪の田舎でのんびり育ち、勉強は学年の中でもできた方。よく友達とも遊ぶ普通の子でした。親が工場勤務であったことやテレビゲームよりラジコンみたいなメカで遊んでいる方が好きで、機械工学に興味を持ちました。起業というより、自転車屋になりたい。職人やモノをつくる人になりたいと思っていましたね。
刺激的で専門的でマニアックで自由な「高専」という選択
高校受験の時、距離で選ぶか、学力で選ぶか、専門性で選ぶかという選択肢がありました。学力の勝負でいうと東大や京大に入るという選択肢もありますが、学力をずっとやり続けるのは面白くない、他の刺激がほしいと思っていました。その点、高専は専門職で実力派だし、少し変わっていてどんなマニアックな人がいるのか面白そうと思い、選択したのです。実際に高専は急に大学のようでとても自由な雰囲気。服装も自由、朝も9時から始業で、授業も90分制に。大学4年間で遊びまくる人がいると言いますが、僕はそれを高校時代にやったような気がします。
自転車チェーン工場、DJ、そしてプログラマーへ
キャリアとしては、高専卒業後に自転車のチェーンを作る会社に入りますが、やはり学生時代から興味のあったDJの世界で成功したいと思い、5年間ほど音楽業界にいました。その後25歳でもう一度人生をやり直そうと思い、IT系ベンチャー起業でプログラミングを勉強。プログラマーとして仕事をしていました。そして、地元の友達がHPの会社を作るからと誘われ、入ったのが今の会社です。そこで、スマレジの事業を始めました。
起業家とは、世にないものを作り喜んでもらう商売人
起業家は僕にとっては「商売人」のイメージです。大きく成長するものだけではなく、小さく長く続けていくような商売、商いを始めることも含めて起業だと思っています。例えばラーメン屋さんを40年間続けていくようなこともいいですよね。起業の面白さは、ないものを作っていくこと、それで喜んでもらえること。僕たちがやっているスマレジも、元の大型レジとは違った切り口でレジを再定義したものです。世にはなかったようなものを一つ残せたことはとても嬉しかったです。そしてそれを今では3万店の皆さんに使っていただき喜んでもらえているのでさらに嬉しいですね。
仲間集めとプログラミングは超大事
よく大学生のプレゼンの場に呼ばれることがあります。その時に話すのは、何かやりたいことがあるなら、仲間集めとプログラミングが超大事ということ。今の時代でサービスや起業をしたいと思ったら、ほぼ必ずITサービスが付いて回ります。これは自分で覚えるか、もしくはできる人をいち早く捕まえるしかないと思います。僕の判断基準ではプログラミングができる・できないの差はあまりにも大きい気がしますね。
起業家が身近にいる環境だからこそ伝えられること
高専で授業をするならお金と社会の仕組みの話はしたいと思います。社会課題を解決したいなら、政治家にならない限り、商売人としての稼げるビジネスモデルが大事。資本主義社会で株式会社というものがあり、株主がいて、経営者がいて、従業員がいるという構造や世の中の仕組みも最初に知っておけるといいと思います。
僕はサラリーマンの息子だったのでサラリーマンの道しか想像できませんでした。社会にはいろいろな役割や立場があり、自分は何者にもなれるというヒントを与えるだけで、きっと学生が自分で咀嚼し、アクションにつなげていくのではないでしょうか。そのきっかけは作ってあげられるといいなと思います。
中学生からの一問一答
DNX Ventures
Managing Partner&Head of Japan
倉林 陽
株式会社LITALICO
長谷川 敦弥
障害のない世界を作りたい
大学卒業後に入社をした株式会社LITALICOという会社の代表をしています。LITALICOは、障害のない世界をつくるというビジョンに向けて事業を展開。多様な人たちが「人と違っていいんだ」と思えるようなそれぞれに合った教育や就職の支援をしたり、テクノロジーを使って困難をなくしていくようなソリューションを広げる事業を日本中で行なっています。
自分らしさが評価されない環境
中学・高校生の頃は、自分のことが嫌いでした。僕は昔から自分で考えて行動することが好きだったので、授業を受けてもその通りにやらず、自分で学び方を考え、気になる点を質問したりしていて。そうすると和を乱すと捉えられ、問題児扱い。先生からはダメなところばかりを指摘され、友人関係もうまくいかないことが多く、クラスメイトから暴力を振るわれ眼底骨折したこともありました。その結果、本当に言いたいことは言ってはダメで、本当にやりたいこともやってはいけないのだと思い、どんどん自分を押し殺すようになっていきました。どうして自分だけこんなに違って生まれてきてしまったのだろうと葛藤し、未来にはほとんど希望が持てませんでしたね。
信じてくれる人がいるだけで、こんなにも希望になる
そんな日々の中に希望を持ちはじめたのは、大学時代の焼肉屋のアルバイトです。店のご夫婦が僕のことを「敦弥君は日本を変えていく人になるかもしれない」と何度も褒めてくれたのです。大きな声で接客をすることや、新商品やお祭りの屋台の提案をすること、飛び込み営業や採用活動など、自分で考えて行動することをポジティブに評価してくれました。最初は信じられなかったのですが「世界のリーダーになるかもしれない」「世界に出ていける人だ」と繰り返し伝えてくれて。学校でも同じようなことをしていたのに社会に出るとここまで評価してもらえる。自分以上に自分の個性や可能性を信じてくれる人がいるだけで、人生ってこんなにも前向きに変わっていくのかと思いました。
最短最速で世の中を変えていく
今の会社には、障害者の問題や社会課題の解決に挑戦する世界的な組織を作りたいと思い、修行の目的で入社。ただとにかく人から命令されて何かをやるのが苦手だったので、入社してからも、どうやったら障害のない社会を最短最速で最大の効果で実現していくのか、本当に世の中を変えていく事業を生み出すにはどうしたらいいのかを常に考え、変えるべき部分や事業の提案を自ら進んで行いました。当時の社長にその個性を評価してもらい「君みたいな人が役員の中心になってやってほしいと思っている」と言ってもらい、驚いたことに入社1年後に本当に社長交代となりました。
起業家精神とは自ら主体的に生きて行動していくこと
僕の中では、自ら主体的に生きて、価値を創造していくということが起業だと捉えているので、そういう意味だと、自分が社長をやっているか社員であるかに関わらず、すべての人が起業家的な生き方ができると考えています。僕自身は起業家的な生き方をしてきてよかったと思っています。未来の社会はこうあったらいいなというのを自ら描いてそこに向けてどうやったら達成できるのか考えて、仲間集めをしていく。それを自分中心にやりきるんだというこの一連のプロセスが自分らしい起業だなと思います。
世界には自分の居場所が必ずある
世界は本当に広いです。絶望的な感覚を持っていた学校生活でしたが、学校は本当に特殊な環境の一部でしかありません。世界には自分が本当に求められる場所、自分が本当にやりたいなと思えること、自分が好きだと思える仲間が必ず存在します。あるという前提でそれを探していくのが大事です。そして、もっと自分勝手に、利己的に。まずは自分が幸せになるにはどうしたらいいのかを考えて、それを実現する力を身につけてほしい。それを続けていくといつか利己でやっていたものが利他と結びついて、自分らしい生き方が創造できると思います。自分が一番輝ける人生に向けて、人生を楽しんでください。
中学生からの一問一答
株式会社マネーフォワード
代表取締役社長CEO
辻 庸介
WAmazing株式会社
加藤 史子
まさか自分が起業をするなんて思ってもいなかった
私はWAmazing株式会社という会社を経営し、日本にやってくる外国人旅行者がスマホの中で日本旅行に必要な宿泊予約や交通やお土産のことなどがワンストップで完結できるサービスを提供しています。いわば、旅行代理店のインターネット版です。
起業のきっかけは、18歳まで過ごした横須賀が徐々に寂れていくのを見たこと。これまで自分の仕事で携わってきた観光・旅行業界から、地方やお世話になった場所を元気にする何かができないかと起業を考え始めました。15歳の自分は、まさか自分が起業をするとは思いもしなかったです。
ユニークな人ばかりの環境が自分に与えてくれたこと
私は公立の小学校から公立の中学、高校に進みました。普通の子だったと思います。将来これがやりたいという自我もなく、大学の学部なんて決められるわけないと思った時に目にしたのがSFC*でした。新しい学部で何をやるのかわからないから、何をやりたいのかわからない自分にぴったりと思ったのです。集まっている学生は、自分の芯を持っていて、世間の目を気にしない人たちが多くとても影響を受けました。起業する人もたくさんいましたね。
*SFC:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
お金を得るとは誰かの役に立っているということ
私は、スタートアップという形態で事業の運営しています。これは、スモールビジネスではなく、大きなインパクトを出して多くの人たちに価値を感じてもらえるものを生み出したいと思っているから。私がこう考えているのは、新卒から18年間働いていたリクルートという会社で、「お金を得ることは誰かの役に立っていて、新しい価値が生まれているからこそ対価をいただける」と学んできたからだと思います。
「あったらより豊かになるもの」を創造する仕事
起業とは、新しい仕事や価値を創り出す仕事だと思っています。現代の日本は、最低限のものはほとんど充足していますよね。スマートフォンがなかった時代は、ないままみんな普通に生きていたわけです。なければないで済むかもしれないけれど、スマホが現れたことでより多くの人がそれに夢中になったり、新しい世界が開けたり、人生が豊かになったりする。何かそういうものを作り出す職業が起業なんじゃないかと思います。
起業ができる人生って贅沢だ
起業ってとても贅沢。自分がやりたいことや、これは新しい価値を世の中に生めると信じたものに、多くの人の人生の一部や投資家さんの大切なお金など多くのものを巻き込んで、こうなるはずという仮説をもとにほぼ夢だけで進むんです。これは多分どんな高級なお洋服やお家を買ったり旅行をするよりも贅沢なこと。これがやれる人生はすごく豊かだと私は思います。大変なことは会社員時代に比べてレベルが違うし、まるでジェットコースターのようにいろいろと起こりますが、それでも起業をしてよかったです。
中二病みたいな人たちが集まったら面白い
この高専にはエネルギーがある方が集まったらいいなと思います。現状に不満を抱いていたり、好奇心が強かったり、何かやりたくてうずうずしていたり。もっと楽しいことができるんじゃないかなって考えているちょっと妄想好きだったり。大人になると、だんだんとその気持ちと現実の間をうまくバランスをとり、予定調和で済ませてしまうことがあります。しかし、自分がSFCで経験したように、“マックス!中二病”みたいな人たちが集まったら面白そうな気がします。
中学生からの一問一答
SHIRO
今井 浩恵
自分が経営者になるなんて思いもしなかった
SHIROというコスメティックブランドのブランドプロデューサーをしています。SHIROは、メイク、スキンケア製品から、フレグランスなどを作り、日本だけではなく海外でも店舗展開し、販売しています。卒業後、株式会社シロの前身である株式会社ローレルに入社。26歳の時、前社長から同社を引き継ぐ形で社長に就任し、それ以来ずっとこの会社の代表としてものづくりとブランドのクリエーション活動をしてきました。
中学生の頃は自分が経営者になるなんて全く思っていませんでした。将来についても何も考えていなかったと思います。実は社会人になった時も、普通のOLになって主婦になって、いい家庭をつくるというのが目標でしたから。
どうせなら難しい方を選択しよう
私に経営者という選択肢が現れたのは、当時自分の勤めている会社の経営状況が悪化した時。「あなたがやめて会社が倒産するか、もしくはあなたがこの会社を継ぐか」という二択を迫られ。その時「どちらか選ぶなら難しい方を選択しよう」と思い、今に至っています。その時の自分は直感で選択したようなもので自分自身が会社を受け継ぐ理由を完全に理解しているわけではありませんでしたが、この場所で過ごしていく中で徐々にこのバトンを受け取った理由が、人生をかけてわかってきたような気がしています。
不自由なく生きてこられたことへの恩返しが「働く」こと
実は「起業家」という言葉があまり馴染まなくてピンときていません。しかし「コトを起こす」が起業の定義なのだとしたら、確かに「起業家」なのかもしれません。
私たちは子どもの頃から普通に舗装された道路を歩けるし、公園の遊具でも遊べる。学校にも行ける。そういう人々が、20歳を過ぎて社会に対して何らかの恩返しをしていくことが「働く」ということだと思っています。その恩返しの手段は人それぞれで、私のように起業や経営者かもしれないし、会社に就職するということかもしれませんね。
社長業は大変というより、楽しい
仕事はあまり大変だと思ってこなかったかもしれません。なぜなら楽しいんです。自分がほしいものが「ないな」と思って。それなら自分がほしいものを作って、それが並んでいるお店を作ればいいんだと考えものづくりをしてきました。自分の想いを形にできる人たちを集め、形にして世に発表する。その0から1を作ることが楽しくて、私は人生においてそれしかあまり興味がないかもしれません。
夢は社会が良くなること
昔は社会福祉やNPO、NGOの活動に興味がありました。自分にできる範囲で紛争の地域やアフリカなどの貧困国の困っている人たちを助けたい、笑顔にしたいということが私の根本にあります。だから、本当に1番大きな夢は社会が良くなることなんです。そのために自分が何ができるのかを考え、社会がよくなるためにSHIROというブランドを作りました。また、現在は地方創生もやっていて。地方を盛り上げることで、都会と地方の間にある子どもたちへの教育の格差なども埋めていけたらいいなと思います。
講師としては大事にしたいことは、与えすぎないこと
学校で大人が子どもにできることは、「見守る・応援する」ということかなと思います。与えすぎてしまうと、実現する力が育たないと思うんです。例えば、神山町を一緒に散歩して、ゆずやカボスがなっているから、これで化粧品やフレグランスを作ろうとそのプロセスを説明することもできます。でもそうではなく、子どもが自分からこれをやりたいと望んだことに対して、それを叶えるサポートを大人が本気でできたらいいなと思いますね。
中学生からの一問一答
株式会社CAMPFIRE
家入 一真
起業を続ける背景は「居場所を作りたい」
株式会社CAMPFIREの代表をしています。CAMPFIREは、クラウドファンディングを展開している会社で、“資金調達を民主化する”ことを謳っています。これまで僕はさまざまな会社を立ち上げてきました。最初のpaperboy&co.という会社から始まり、カフェやスタートアップの投資をする会社、そしてCAMPFIRE、BASEなど。30代半ばくらいまでバラバラなことをやっているなあと自分でも思っていましたが、実はそのすべての根幹に「居場所を作る」というテーマがあると気がつきました。それが自分にとってのモチベーションでここまで進んできたのだと思います。
学校に居場所がなくなるという「絶望」
その原体験は学生時代。中2でいじめに遭い、学校に行けなくなり登校拒否をしました。高校も入学してすぐ中学のトラウマで行けなくなり、引きこもりに。親に対して申し訳ないという気持ちと、当時は学校がすべてだと思っていてそこから拒否されこぼれ落ちてしまったので、人生終わったなと感じていました。家でも、学校でも、会社でもない“第3の場所”。それがあれば他の場所を失ったとしても自分を承認できる。当時の居場所のなさが、現在の自分の活動につながっています。
起業しかないという後ろ向きな理由で起業
絵が好きだったので東京芸大に入りたいと思い何度か受験しましたが、父が交通事故で働けなくなり、急に自分が働かなければならなくなりました。しかしそれまでの人間関係のブランクで職場にうまく馴染めず、仕事に就いてはクビになるの繰り返し。もう就職して働くことはできないと思い、仕方がなく起業をすることに。個人向けのレンタルサーバーの会社をスタートさせ、徐々にユーザーが増えていきました。そこで人を雇う必要が生じて1人2人とスタッフが増えてきて、その中でやっと自分にとっての居場所ができたなという感覚が芽生えた気がします。
起業とは、社会に対する「自己表現」
画家になりたくてもなれなかったコンプレックスがありました。キャンバスに油絵具で表現することはできなかったのですが、社会というキャンバスにサービスを通じて表現をしているのかなと思うようになってから、すごく気持ちが楽になりましたね。起業とは、僕にとっては自己表現であり、社会というキャンバスにこれまで感じたことだったり、今感じている課題などを表現することだと思っています。
たった1人に手紙を書くようにサービスを作る
普段生きている中で、自分自身や友人、家族など、身近な人が「これもうちょっとこうだったらいいのにな」「これ困ってそうだな」と思うことは実はたくさんあるんですよね。僕は、それを一つ拾い上げて、その人の顔を思い浮かべて、手紙を書くようにサービスを作ることを心がけています。そういうものを一つでも思い当たるなら、その人は起業の最初の一歩を踏み出せると思います。
世界は広いから今いる場所がすべてと思って絶望しないで
大人になって当時の自分に何か言えるとすると「世界は広いから今いる場所がすべてと思って絶望しないで」。これから先、いろいろな人と出会えるし、その中で自分の視野や世界が広がっていきます。
起業をして僕は本当に救われました。こういう手段としての起業は本当によかったと思うし、みんなこの経験ができるといいなと思います。起業とはこうあるべきと思い込む必要はなく、フリーランスのデザイナーもエンジニアも畑仕事もなんでもいい。小さな一歩を踏み出してみたらいいと思いますね。
中学生からの一問一答
そら植物園株式会社
代表取締役
西畠 清順
星野リゾート
星野 佳路
107年続く会社の「4代目」
私は、星野リゾートという温泉旅館やリゾートホテル、都市にあるホテルの運営をしている会社の代表です。私たちは、運営会社としてホテルの価値を上げていこうと取り組んできました。ホテルの価値が上がれば、お客様に喜んでいただける。そうするとそこで働く社員が楽しく、やる気を持って働くことができる。107年続く会社の4代目、その長い歴史の一部を担っている役割として、そういう循環が生まれる職場にしていきたいと考えています。
長野の田舎から東京へ
中高は母の勧めで、長野から東京へ。母の姉の家に暮らしていました。学生時代は、おそらく周りから見ると田舎育ちの荒々しい感じに見えていたかもしれません。長野は隣家の境目がなく、山と川に囲まれていたので、東京に出てきたら家の境ははっきりしているし、鍵も締めるし、いろいろとカルチャーショックでした。学校は、勉強も強要されず楽で心地がよい場所という記憶。もっと厳しい環境で学んでいたらもっと成長できたのかなと今更ながら思うこともあります。
チームを一番大事に考える経営者に
経営者が一番大事にすべきは「オーナー」だと言われた時代もありましたが、今その概念は時代遅れ。経営者は「チーム」を大事にする。いいチームになれば、このサービスの価値を上げることができ、長く続けられるようになる。それによって、ホテルのオーナーだけでなく、スタッフのやりがいや生活も充実させられることにつながります。
さらにもう一つ大事にしたいのが「地域コミュニティ」。例えば人口の少ない地域の温泉旅館やホテルの運営を担当する時は、そのエリアに大きな影響を与える可能性があるので、地域住民の生活も考える必要がある。利益を出すだけではなく、コミュニティも含めた関係者のウェルビーイングを考え、この事業は大事なんだと思ってもらえるチームに育てていくのが経営者の役割だと思っています。
やりたいこと、好きなことだから続けられること
アントレプレナーシップ*に対する定義は人それぞれ違っていると思います。その上で、私が考えるアントレプレナーは自分の問題意識、自分のやりたいことや社会に貢献したいことを通して事業を作り上げていく人。やりたいことや好きだから続けられることもあって、それが継続性にもつながり、さらに技術も上がっていく。それが、仕事を“仕事”として捉えている人とアントレプレナーの大きな違いだと思います。
*アントレプレナーシップ:起業家精神
地方都市はこれから大きなチャンスが訪れる
長期的な事業として生き残るかは別として、何かを立ち上げるということであれば協力してくださる人も以前に比べて多く、学べる機会もある。日本は起業がしやすい環境かもしれません。
また、いま日本の地方は若者のエネルギーを取り込まざるを得ない状態になっています。高齢化、人口減少が進み、地方の経済を維持するためにどうしようかと考えている。若者の何かを始めたいというエネルギーを一番求めている場所なのです。長く続けることを考えると、ウェルカムされる場所を選ぶというのはとても大事なこと。地方都市はこれから大きなチャンスがあるかもしれません。
情熱を持って学びたいと思えるものに出会ってほしい
人生って面白いことにゴールが近づいてくると急に時間が早く進み始めます。学生当時は目的もなく学んでいたのでもったいなかったなと今は思います。まずは、何でもいいから自分が情熱をもって学びたいと思えるものに出会ってほしいというのが一番の願いです。これだったら自分が一生懸命やりたいと思う、学びたいと思える先生や機会に出会う。こういうことが中高生の時期には一番大事だと思います。
中学生からの一問一答
Takram
田川 欣哉
デザインもエンジニアも全部自分が担いたい
株式会社Takramという会社を経営しつつデザインエンジニアとして、デザインとエンジニアリングを横断する仕事をしています。就職先を考えた当時、両分野を一貫して働ける会社が見つからず、ないなら作ろうと思いできたのがこのチーム。ここには、“テクノロジーとデザイン”や“ビジネスとデザイン”など複数の分野を跨って仕事をするような人たちが集まり、世の中を変革しようとする人のサポートや、新製品、ブランド立ち上げのお手伝いなどをしています。
素晴らしい先生に共通すること
高校生までは型から外れることを良しとしない教育の中、社会と勉強がどうつながっているのかよくわからず、疑問を持ちながら過ごした思い出があります。自分が大人になり、素晴らしい教育者だと思う人たちに共通する点が一つあります。それは、学生が先生にとってわからないことをしていたり、考え始めたりしていることを面白がったり、喜べたりすること。先生という型からは外れていても「それ、面白いね、なかなかいいね」とちゃんと言える。そういう環境だと、子どもの好奇心がより育っていくと思います。
就職も起業もどちらも自分で選べる
会社に就職するというのは、すでに前の世代の人たちが考えた会社があって、そこに自分が入るわけです。一方、起業は自分たちが考えた新しいやり方でスタンダードを作り、試すこと。自分を過去の側に当てはめに行くのか、未来の側を描きに行くのか。どっちが良い悪いではなく、自分の向き不向きやその船の向かう方向を見て、選ぶことができます。もし自分の中に実現したくてたまらないことが出てきて、それをやれる場所がないのであれば、起業はおすすめですね。
仲間がいるからより面白くなっていく
会社の仲間たちはそれぞれが未来に対するビジョンや課題感を持って集まっているので、放っておいてもそれがお互いを触発する形で勝手に面白いことが起こっていく。こうなると、自分が起業した頃とはもう全然違う感覚です。僕らがどうやって社会と向き合っていくのかとか、クリエイティビティってなんだろうとかを仲間と一緒に喋れることは、本当に尊い。こういう環境が会社の中にあるというのはとても楽しいし、会社を作って一番よかったことだと思います。
近い未来、起業家はより身近な存在に
例えば日本でも、第二次世界大戦の直後は多くの人が起業していたはず。大きな会社になったパターンもあれば、八百屋さんみたいなスモールビジネスもあって。それが僕らの暮らすこの社会を作っています。今、大学周辺でも起業が選択肢になり始めています。以前の優秀な学生が思い描く就職先は日系の大手企業や外資系のコンサルティングファームでした。今それを押しのけて起業が入り始めています。例えば、東京大学でも東大発のスタートアップの時価総額が数兆円まで来ているんです。教育が牽引すれば起業家を今の4〜5倍ほどにすることは可能。起業家はより身近な存在になるのではないでしょうか。
社会をみる優しい眼差しを学ぼう
伝えていきたいことの一つは社会や人をみる眼差し。これは大学院までほとんど教えてくれません。今社会で何が起こってるのか、現実の人がどう考えてるのかに無頓着な人が計画した都市や商品を使いたくないですよね。でも、実際はそういうもので溢れている。だから僕は人や社会を見る優しい眼差しについては、手法や方法論も含めて伝えていけたらと思っています。もう一つは、その眼差しを持っていても、発見した課題を解決するには作る技術やその知見が必要。これはテクノロジーや起業などです。その両面から対象を見ることの大事さを、実例も含めて伝えていけたらと思います。
中学生からの一問一答
株式会社yutori
片石 貴展
学生時代は服に夢中なイタいやつ
昔から服がとにかく好きで。原宿に行って古着を買って、さらに自分でリメイクし、ボロボロのTシャツにダメージジーンズで学校へ。中高一貫だったので、高1で突然そんな服装になり「まじイタい」と思われるようなやつだったと思います(笑)。
24歳の時、自分たちの好きなものを身の回りで消費するだけでなく世の中に伝えていこうと思い、まずはインスタグラムで古着のアカウントを作り育てるところからスタートし、古着メディア『古着女子』やファッションのD2C*ブランドなどを展開する株式会社yutoriを創業しました。
*D2C:「Direct to Consumer」の略。“消費者に対して製品を直接的に販売する”というビジネスモデルのこと
起業は「憂鬱」だからこそ向き合う覚悟が必要
父が起業家だったので、起業は身近でリアルな存在。いつか自分で何かを始めたいと昔から漠然と思っていました。ただ父からは「起業は常にリスクやネガティブなことを考える必要があってずっと憂鬱だからやめとけ」と言われていたので、起業はかなり覚悟がいると思っていましたが、そういう前提で始められてよかったと思っています。その憂鬱なこととどう向き合い、希望を見出し、良い空気でやっていくか。それは創意工夫の連続で、結局は自分がどうしたいかという意思でしかない。経営は良い時と悪い時の波が必ずあるので、長い時間軸で見てどっしり構えていくことが大事だと考えています。
リアルな自分を面白がってくれる友達が増えた
起業の初期フェーズは、自分の考えが事業や会社に投影されていくと思います。自分のありのままのエッセンスですべてを表現しても、それを受け入れ、気付きやインスピレーションをくれる友達がいる。自分のリアルな姿を面白がってくれる友達が増えたことが、起業をして一番よかったことです。
起業を重く捉えず、もっと自然なものに
「起業」という言葉ができた時と今って全然状況が違いますよね。中高生でもすでにライトな起業をしていると思っていて、例えば自分の好きな活動を発信していることも起業の種。そこに商売が紐付くかどうかはいろいろなケースがありますが、あまり起業を重く捉えなくてもいいのではと思います。自然な延長線上でやっていることが広がって、もっと多くの人を巻き込みたいと思ったら会社を作ればいい。それは本来グラデーションみたいにつながっているもの。「起業」という言葉によって隔たりを作ってほしくないですね。
エゴで強烈な「自己表現」を繰り返していく
自己表現って自己理解だと思うんです。例えば、何かを出して反応が返ってくる。その積み重ねの中で、自分が出しているものは社会の中でこんな役割を持っていて、その自分はこんな思想を持っていると知っていく。絶えず自分に対するフィードバックが社会という大きな壁から返ってくるので、自分の人間性や何に喜びを覚えるかなど自身のことも本当の意味で理解できるようになる。そしてその表現を面白がってくれる仲間が増えて、小さな熱狂が渦になって広がっていく。世の中にとってその熱狂はいいことだというある種エゴイスティックな部分もありますが、その強烈な自己表現の連続こそが起業なのかなと思います。
他人から笑われるほどの情熱を大事にして生きていく
スケール次第ですが今はすごくビジネスがしやすい。でも、いざ自分が起業しようと思った時にテーマを考えるのは少し遅い気がします。僕は自分の好きなものへのこだわりが強く、その一つが洋服です。服だったらもっと面白いことや大きなことができると思えるんです。その揺るぎない軸のようなものは学生の頃から考えたほうがいい。特に若い時って好きなものに対する情熱があればあるほど笑われることもあると思います。それでも自分の中に小さく意思をもって、それに負けないでほしいですね。
中学生からの一問一答
株式会社ライプニッツ
代表取締役
山口 周
ビジョナル株式会社
代表取締役社長
南 壮一郎
株式会社マクアケ
坊垣 佳奈
この世に生まれた証を残したい
私は「この世に生まれたからには、この世に生まれた証を残せ」と言われて育ちました。それはオリジナリティやクリエイティブなものだと思い、人にできないこと、自分の中から出てくるものを何か形にしたいと思いながら就職活動に臨みました。一番早くからクリエイティブに自分にしかできないことがやれそうなサイバーエージェントという会社を選び、入社。今は、サイバーエージェントの子会社として設立され、2019年に上場した株式会社マクアケでアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)の取締役をしています。
「こういう大人になりたい」と思わせてくれた父の背中
子どもの頃は、周りがどう思うか、何を期待されているのかを窺っているような優等生タイプ。大学選びまでは、特に自分で何かを選ばなければいけない機会もなく、今のように意思が強くなかったと思います。ただ、小さな頃からこういう大人になりたいというイメージはありました。父が研究者で、朝から晩まですごく働く人だったのです。一緒にご飯を食べた記憶はあまりありませんが、すごく没頭して楽しそうに働いていて。あまり多くは語らないのですが、その背中を見て、自分のやりたいことを仕事にできると楽しいんだ、そういう風に生きてみたいと思っていました。
世の中をより良くできるものを探し続けて
入社1ヶ月で新規事業の立ち上げを任され、3年目で役員など多くの経営経験を積ませてもらいました。楽しかったし面白いこともありましたが、自分の人生をかけてやりたいことではないというしっくりこない何かがあって、ずっとそれが何なのかを探していました。マクアケの話が来た時にピンときて。やり始めたら、これだ!と確信に変わり、今人生をかけてやっています。だから自分がやりたいと思って、かつ世の中を良くできるものに出会ったのは30歳。これまでやってきた全てのキャリアが合致した瞬間でした。
“普通の子”が起業できた理由
起業というといわゆる天才肌や目立つタイプのような人ができるんだろうと思う方も多いと思いますが、私は全然奇抜でもない普通の子。起業をするなんて母親もびっくりでした。そんな私がなぜ起業をできているかというと、例え人がそれを選んでいなくても自分の感覚に従ってワクワクする方を選ぶことを積み重ねてきたからかもしれません。他人の意見に惑わされず自分がどうしたいかをちゃんと対話し、人と違ってもそれを選択できると人生が変わってきます。人と違うことを選ぶ怖さはもちろんありますが、それでも自分が決めたものの方が心地良いし、楽しいし、自分で自分を認めてあげられるような気がします。
チャンスがきた時に、チャンスを掴む方法
チャンスを与えられる手前で、ちゃんと自分のやりたいことだったり、心から頑張って取り組めるものを選ぶこと。そして一生懸命頑張って結果を出すからチャンスが来るんだと思います。来たチャンスにちゃんとコミットして結果を出し、再び来たチャンスで結果を出すというのを紆余曲折を経て繰り返していき、最終的に自分にぴったりのものが降ってきたんだと思います。
本気さから生まれる感情は人生を豊かにする
私は本気になって生まれる感情が人生を豊かにすると思っています。だから一緒に仕事をしているメンバーにも間違えることは気にしませんが一生懸命じゃないことに対してはすごく怒ります。本気でないと、何も変えることはできないし、時間の無駄だと思うんです。だから本気になれる何かを見つけてほしいし、本気になれる何かを見つける場に本気の大人がいないと当然それは見つからない。神山は本気の大人たちが作っているのでそういう場になると思っていますよ。
中学生からの一問一答
株式会社スマイルズ
遠山 正道
自ら作ったモノを世に提案したい
現代の新しい生活のあり方を提案する事業の立ち上げやコンサル・プロデュースなどを行う株式会社スマイルズという会社の代表をしています。
以前は会社員をしていたのですが、このままサラリーマンを続けていても自分が満足することはないなと思い、絵を描くのが好きだったので33歳の時に初めて個展を開いてみたんです。その時に、自分で生み出し、動いて、世に提案し評価を受けることの醍醐味を初めて知りました。興味のあった食や小売など直接人と接して評価を受けるような仕事をもっとしたいと思い、考えたのがSoup Stock Tokyoです。
超おっとり一家で育った変わった子
厳しくされたことも喧嘩した記憶もあまりないおっとり家庭で育ちました。中学生の頃は手品が好きなちょっと変わった子どもでしたね。少し特殊かもしれませんが、学校は小中高大と一貫で楽しい場所でした。将来を考えたのは大学生くらいですが、昔は大学を出て一流企業を目指すというのが当たり前だったのであまり考える必要もなく。商社は面白そうだなという理由で会社員になりました。
作品のように愛情を持てる事業
アーティストと起業家は似ていると思います。仕掛ける形は起業でいうとビジネスやコミュニティなどいろいろあると思いますが、アーティストでいうと作品。私にとっても事業は作品のようなものでした。作品には失敗という概念がありません。10枚絵を描いて7枚売れて3枚売れなかったとしてもそれは失敗ではない。ビジネスなら赤字という失敗になりますが、作品だったら少し変えてみようと試行錯誤する。うまくいかないことばかりの中、それでもこの子を育てたいと思える、作品のように愛情を持てる思い入れは大事だと思います。
子どもの眼差し×︎大人の都合
私は作品作りのような地点から始まっているので、事業としてスケールを大きくして成功するというイメージはもともと希薄です。よく「子どもの眼差し×大人の都合」と言っているんですが、スタートは、こんなものがあったらいいな、という子どもの眼差しから。でもそれだけでは実現できないので、大人の都合であるお金やビジネススキームの話が出てくる。世のビジネスって最初から最後まで大人の都合だけしかないようなものが多くて残念。最初に誰が何をやりたかったのかということがわからなくならないように、子どもの眼差しを持ち続けてほしいと思いますね。
コップ1個から自分で決められる居心地の良さ
起業をして変わったことは、全部自分で決められること。そうすると自分の責任であって、誰のせいにしなくても済む。これはすごく居心地がいいことです。会社員の場合、お客様からの要望がこちらも望んでいるような完璧な要望であるはずがないわけで。例えば予算これだけの中で進めるのか、など少し不満に感じながら仕事をしていくと、自然と人のせいにする癖がついてしまう。自ら発意してやったことは上手くいかなくても、じゃあ次はこうしてみようとか、作り込みが足りなかったかな、もっとやろうとか。健全に前を向いていけると思います。
時はあっという間に過ぎるから、大事にしてほしいこと
今から起業や手に技のテクノロジーなどを学べるのは本当にうらやましい。私も100歳まであと40年あるのでまだまだ負けないつもりですが、随分と差がある。学生時代は知識を得たという経験があまりなく、それより仲間が財産になります。ユニークな人たちが輩出され、世界や色々なところに旅立っていくと思うので、それは本当に大事にしてほしいと思うし、自分もそのネットワークの一角に入れてほしいと思いますね。
中学生からの一問一答
オイシックス・ラ・大地
株式会社
代表取締役社長
髙島 宏平
中川 淳
ウェルカムグループ
横川 正紀
ライフスタイルショップやレストランを作り続けて20年
株式会社ウェルカムの代表として、「DEAN & DELUCA」というグロサリー&カフェをはじめ、「CIBONE」や「TODAY’S SPECIAL」というインテリアや雑貨、食料品まで取り揃えたライフスタイルショップやレストランを経営しています。暮らしに寄り添いながら、新しい豊かさを社会に提案するブランドを多数展開。現在日本全国で約100店舗近いお店があります。
中途半端な自分が嫌だった中学時代
中学生の頃は、いるのかいないのかわからないようなやつでした(笑)。いろいろなことが中途半端で、そんな自分も嫌だし、そんな自分を知っている人とずっと同じ場所にいて自分を決めつけられるのも嫌。「自分のことを誰も知らないような場所に行きたい」と思い、工業専門高校の建築学科にいくことにしました。高校に進んでからは、自分のことを誰も知らないので、新しいチャレンジをし、たくさん遊びましたね。
将来は「好きなこと」をやってみたいと思っていた
将来のことはあまり真剣に考えてなく。漠然と「好きなこと」をやりたいということと、海外に対する憧れがありました。高校生の頃に、海外からインテリアコーディネーターという仕事が日本に入ってきて、この仕事は「かっこいいかも」と思っていましたね。当時は特に起業も考えていなかったので、まずは興味があったインテリアの会社に就職します。ところが、その会社の経営状況が悪くなり、当時の社長に「こうしたらうまくいくのではないか」という提案したところ「君がやりなさい」と言われ、思いがけない形で事業がスタート。27歳の頃でした。
起業の面白さは、思い描いたことにまっすぐ向かえること
起業は手段のひとつ。やりたいことをやる方法は起業だけではないし、さまざまなやり方があっていいと思っています。その上で、起業の面白いところを話すとするなら、自分の思い描いたことにまっすぐに向かえること。代わりに、すべてが自分の責任になる。でもその分思い切った判断もできる。大変さや難しさももちろんありますが、面白いです。電車か船か車の一番前の席で、ガラスがすごく大きくて、そこからスコーンッ!と前が見えるようなイメージ。わくわくするし、そこに誰と一緒に乗りたいか、どこに行くのかを、自分で決めることもできる。それが気持ちいいなと思っています。
どこにいても人生は一度きり、やりたいことをやろう
起業は、自分で野球チームを作るのと近いと思います。仲間がいたらチームを作ったらいい。一緒にやりたい人がいるならそのチームに入ったらいい。やりたいことが見えてきたら、チームを作ったり、起業をしてみてもいいのではないでしょうか。もちろん会社員でいれば皆と同じことをやっているという安心感が得られるし、自分で何かを始めようとするとその分の不安定さや怖さもある。でも、結局どこで何をしていても人生は一度きりだし、僕にとっては価値観が共有できる人と本気でやりたいことを実現することが、一番楽しいこと。失敗したらもう一度やればいいじゃん、と。起業をしてそう思えるようになりました。
自分が15歳だとしたら学びたいこと
今は誰もがテレビや雑誌、ネットなどさまざまな情報にアクセスできる時代です。だからこそ、個人やチームがもっている経験、そこにあるリアルな話の方が、僕は価値があると思っています。若いうちから先生だけではない多種多様な大人からリアリティがある話を聞くことができると、自分の発想やアイデア、つながりもどんどん広がり、全く新しい未来があるような気がしますね。
中学生からの一問一答
探究学舎
宝槻 泰伸
高校退学、大検取得、京大。特異な経歴を持ち起業。
探究学舎という、受験も勉強も教えない興味開発型の教室の代表をしています。「探究心に火がつけば子どもは自ら学び始める」という強烈な父親による型破りな家庭教育を受けて育ち、高校退学、大検取得、その後京大に入学。教育業界に革新を起こすことを目指して起業をしました。起業の原点は「世の中は2種類の人間しかいない。社長と従業員だ」という父の言葉。よくわからなかったんですが、心に刺さって「俺も社長になりたいな」と思っていましたね。
積極的不登校、シラけていた中学時代
中学生の頃は積極的に不登校でした。学校は、家庭や父の友人、友達、インターネットと同列の成長機会の1つだと捉えていたのです。自分にとっての学校は否定的なもので、その最大の要因は仲間の存在でした。中1・2の中学校では、頑張ることは素晴らしいことだという校風だったんですが、引っ越し先の学校では頑張ることはダサいことだという校風。みんなシラけていたし、諦めている感じでした。それで自分もシラけたんですが、それは本心ではなくて。躍動し、挑戦することがすごく好きだったのでなんか違うなと思いながら過ごしましたね。
起業を学ぶなら起業をするのが一番だ
周りには一旦会社に就職して経験を積んでから起業するんだっていう賢い友達が多かったんですが、社長の経験をするなら起業するのが一番でしょと思ったんです。自分は馬鹿でいいからやってみようと。するとスティーブ・ジョブズがstay foolish*と言って。自分のための言葉かと思いました(笑)。
経験を積むうちに、給与やポジションがあったり、家庭があったり様々なものを手にして、最初の志を忘れていってしまいます。それは誰しもに起こりうること。それを乗り越えて、あの頃の若き日の思いを忘れずに体現し続けるというのがstay hungry*という言葉に込められているのかなと思います。
*「stay hungry stay foolish」
2005年6月スタンフォード大学の卒業式で、Appleの創業者スティーブ・ジョブズが卒業生に向けたスピーチで使用したメッセージ
失敗続き、悔しいことばかりの6年間
会社を作って最初の6年間は失敗続き。溢れるアイデアを多くの人に話し、フィードバックをもらい、実際に形にしようと試みるけれどトンネルの出口に出られない。さらに自己紹介をする時に、今自分が何者であるかという説明材料が乏しくて、過去自分が何者だったかという話をしていて。面白いねと言ってもらえるけれど、自分では「過去の俺じゃん」と思っていて、それも悔しかったです。
起業家とは己が走る業(ワザ)を身につけている人
起業家が「会社を作る人」「社長になること」という意味だとしたら勧めません。それは単なる手段にすぎないから。でも、「起業」って「己」が「走」る「業」を身につけている人という意味でもあるんです。漢字がそう書くから。そういう意味ではとても勧めたい。お前が走れ!と。お前が走ってジャンプして、この地上天空に横たわっている人類の自由を覆い尽くす壁をぶち破れ!と。そういう起業家精神は豆腐屋でもタクシーの運転手でも誰であっても磨けるものだと思います。
今のすべては過去の人類が願った未来
自分を探究するということが最大で最高の学び。それは、すべての人類に課されている使命だと思っています。それをやりたい、自由を表現したいと思いたくさんの人たちが死んでいったのが人類の歴史だから、彼らの努力と挑戦に応えるミッションが今を生きる我々にはある。そうやって先人への感謝と、自分への挑戦と、未来への想いをつないでいくという発想で挑戦する。人類のバトンリレーの中で自分も生きていると感じられる体験が、もしかしたら起業家精神を学ぶということの一つなのかもしれません。
中学生からの一問一答
株式会社ギークピクチュアズ
代表取締役
小佐野 保
株式会社ニューピース
高木 新平
辞めないはずの大手広告代理店を1年で退職
株式会社ニューピースという、企業や自治体のビジョンを作り世の中に広めていくコミュニケーションや企画を仕事とする会社の代表をしています。
大手広告代理店に入社し、1年目に3.11東日本大震災が起きました。そこで、初めて自分で社会に対して働きかけたいことが出てきたんですが、それが会社と合わず疑問を持ち始めます。辞めないだろうと思い入社した会社でしたが、今この想いを曲げてしまうと、自分の中にある大事にしたいものが一生前に出てくることがなくなってしまうと思い、退職。3年間のニート期間を経て、今の会社を創業しました。
腐りながらも自分なりの道を作ろうともがいた経験
田舎の小さな町で育ち、中学までは成績も良く偉そうなやつでした。しかし、高校で突然成績が下がり、やる気をなくし保健室に通うように。大学は行かないと決め、中学の悪い奴らと過ごし、ついに謹慎処分に。その時の僕の学年主任が、高校教師をしている自分の父の昔の教え子でした。父が教え子である学年主任に頭を下げる姿を見て「恥ずかしいってこういうことか」と気がつきました。そこから悔しい気持ちだけで猛烈に勉強し早稲田を受験、なんとか合格。勝ち目がないという状況下で、それでも自分なりの道を作ろうとした経験は何事にも代えがたいと思っています。
シェアハウス生活で見つけた得意なこと
退職後に、似た境遇の人たちと立ち上げて暮らしていた過ごしていたシェアハウスには、偶然起業家たちが集まっていて。その人たちとのおしゃべりの中で、相手の事業に対する想いと世の中の文脈の交差点をビジョンとして言語化したり表現したりすることが自然にできてしまったんです。すると、相手からありがとうとすごく感謝される。「得意なこと」はいろいろな定義があると思いますが、僕の中では「自分の労力の割に周りに感謝されること」。なので、自分はこれが得意で、仕事としてやっていけるかもしれないと気がつきました。
人の数だけ起業の正解はある
起業とは、自分の価値観を仕事にすることだと思っています。つまり、人の数だけ正解がある職業です。自分の価値観を生きられるようになると、それがうまくいかなければある意味で自己否定だし、それを仕事にし、市場にしていくことは難しいことだと思いますが、「自分の人生を生きている」という感じはします。僕は周囲のおかげでエゴイスティックで自己表現のような起業でもいいと知っていたので、起業ってこうしなきゃいけないということに捉われることのない自然な選択肢の一つでした。
生きづらい世界を前向きに変えていこう
起業は今生きづらいな思っている人におすすめします。つまり社会の枠組みで何か足りなかったり、はみ出しているように感じる人たち。コンプレックスや世の中のイシューに対して当事者として怒りなどの行き場のない気持ちやエネルギーがある人は起業するのが良いと思います。飛び込むとひとりじゃないんだな、孤独じゃないんだなと思えて、前向きに変えていこうというエネルギーになるかもしれません。
人のそばにいるから学べる、言葉にできない起業のこと
起業って理屈は教えられても、それが答えになっているかどうかは微妙。言語化できるナレッジは、とても限定されてると思うからです。マニュアルというより、カルチャーやスタンスなど、一緒にいて息遣いやふるまいを知れることの方が、起業を学ぶには大事。アーティストやアスリートにも近い気がしますが、言葉で説明されてもできなくて、実際にプレイしてみてわかる。だから起業家たちと一緒になって何かを考えたり過ごしたりすることが大事なんじゃないかと思います。1年目の学校とか、確実にカオスで、絶対楽しい。それが一番起業に近い経験だと思うので、学校に行きながら起業の経験ができる、学べるというのは最高だと思いますね。
中学生からの一問一答
株式会社2100 CEO
Creative Director
国見 昭仁
株式会社バスキュール
代表取締役
朴 正義