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プレスリリース

神山まるごと高専の理事に、 品川女子学院理事長の漆紫穂子、慶應義塾大学教授の中室牧子が就任

神山まるごと高等専門学校は、同校の理事として品川女子学院理事長の漆紫穂子と、慶應義塾大学教授の中室牧子が就任することを発表します。教育分野の専門性を備えた理事を新たに迎え、「テクノロジー×デザインで、人間の未来を変える学校」というコンセプトの追求を引き続き目指します。新理事は2024年9月7日に就任しました。

 

■新理事就任の背景
神山まるごと高専は、2023年4月の開校から「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成に向き合い、学校運営を行なってきました。開校から2年目を迎え、「テクノロジー×デザインで、人間の未来を変える学校」としての道を進むために、新しい学校長と共に教育分野に専門性を有する新しい理事を2名加え、経営体制の強化を行います。

今回就任する、漆紫穂子は40年近くの教育現場での実務・運営経験を有しています。2006年より品川女子学院にて学校長を。そして2017年より同校理事長を務め、その豊富な学校経営の経験をもとに、本校の学校経営をさらに強化します。また長年、女子教育にも注力をしており、男女比50:50を目指す本校の入学後の女子学生の学びやキャリアについての充実を図ります。

合わせて就任する中室牧子は、教育経済学を専門とし、長年、教育や学びを経済学的な観点で分析研究してきました。偏差値だけでは図りきれない学びの質向上に、その知見を活かしてもらいます。また中室は、2021年よりデジタルエデュケーション領域において、デジタル庁シニアエキスパートも務めており、行政との連携といったマクロな観点からも連携に期待をしています。

なお、本日合わせて、学校長として、元・聖光学院校長補佐、経済産業省教育産業室長の五十棲浩二が就任に関するプレスリリースも発表しました。詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://kamiyamakosen-edu.note.jp/n/n7002c7c5aad7

 

■新理事の略歴


氏名: 漆 紫穂子(うるし しほこ)
役割: 理事
最終学歴: 早稲田大学
出身地: 東京都
略歴:
創立99年の品川女子学院理事長。早稲田大学国語国文学専攻科、同大学院スポーツ科学研究科(部活で育つ非認知能力の研究)修了。国語教員、校長を経て現職。同校は学校改革により入学希望者数30倍に。起業マインドのある女性リーダーを育てることを目標に、社会と子供を繋ぐプラットフォームとしての学校を運営している。教育関連の著書多数。

漆 紫穂子コメント
「日本の抱える最大の社会課題、「人口減少」に向かい、学校は一人一人の潜在能力を最大限に伸ばす環境を提供する必要に迫られています。『モノをつくる力で、コトを起こす』神山高専の育てたい人物像は、まさにこれからの日本に必要な人財!と、その理念に共感して、ジョインしました。昨年の春、神山の桜に囲まれた入学式で新入生の決意を聞き、一瞬、彼らが卒業後、社会に違いを起こす未来が見えたような気がしました。心身の成長期、親元を離れて共同生活をする学生たちには楽しみと同じくらい困難もあるでしょう。そんな日々を預かる学校には攻めと守りの両方が必要です。私のこれまでの経験を活かして学校運営をサポートしていきます。」

氏名: 中室 牧子(なかむろ まきこ)
役割: 理事
最終学歴: コロンビア大学
出身地: 奈良県
略歴:
慶應義塾大学総合政策学部教授。慶應義塾大学卒業後、米ニューヨーク市のコロンビア大学大学院でMPA、Ph.D.(教育経済学)を取得。日本銀行等を経て、2019年から現職。デジタル庁シニアエキスパート(デジタルエデュケーション担当)、東京財団政策研究所研究主幹、経済産業研究所ファカルティフェローを兼任。政府のデジタル行財政改革会議、規制改革推進会議等で有識者委員を務める。日本学術会議会員(第26期)。テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」コメンテーター(木曜隔週)。朝日新聞論壇委員。著書に発行部数30万部を突破した『「学力」の経済学』(ディスカバー21)、『「原因と結果」の経済学』(ダイヤモンド社、津川友介氏との共著)がある。

中室 牧子コメント
「私たちは、学校を卒業して、社会に出ると急に「勉強だけできても役に立たない」と感じることが多くなります。実際に、就職活動で企業が重視することの上位3つは、学生の「コミュニケーション能力」、「主体性」、「チャレンジ精神」だそうです。私はこういうデータを見るたびに、私たちがいかに、成績や受験のような短期的な成果にばかり目を向け、長期的な成果を軽視してきたかと言うことに愕然とします。しかし、教育は、短期的な成果よりも長期的な成果の方がはるかに重要です。たとえば、社会に出てから華々しく活躍していれば、小学校の時の成績不振や中学受験の失敗など、過去の笑い話に過ぎなくなるからです。成績や受験といった「学校の中での成功」だけをゴールにはせず、学校を出たあとにやってくる人生の本番で役に立つ教育とか何かを、神山まるごと高専で問い続けたいと思っています。」

 

■理事長 寺田親弘コメント
「教育業界のフロントランナーの漆さん、中室さんが神山まるごと高専の理事に加わる。学校づくりの最中では想像していなかったこの動きに、私自身とてもワクワクしています。本校の教育が進化するために、お二人の知見はなくてはなりません。本校のビジョンβ Mentalityでは、『物事には完成系はない』と定義しています。力強いお二人の加入も踏まえ、さらに良い学校になるべく、突き進んでいきます。」

2024年9月7日からの新しい神山まるごと高専理事体制は次のとおりです。

五十棲 浩二 :神山まるごと高専 校長
伊藤 直樹 :神山まるごと高専 学科長/株式会社Party最高クリエイティブ責任者/京都芸術大学教授
漆 紫穂子 :品川女子学院理事長
大蔵 峰樹 :株式会社ZOZONEXT 取締役
鈴木 敦子 :神山まるごと高専 副校長
田中 邦裕 :株式会社さくらインターネット代表取締役
寺田 親弘 :神山まるごと高専 理事長/Sansan株式会社 代表取締役社長
中室 牧子: 慶應義塾大学教授
松坂 孝紀: 神山まるごと高専 事務局長
山川 咲 :CRAZY WEDDING 創業者
(五十音順)

(以上)

■「神山まるごと高専」とは
神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校した 5年制の私立高等専門学校です。神山という地に根ざし、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の 育成を目指します。

ウェブサイト
公式note
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■報道関係のお問い合わせ先
神山まるごと高専
広報担当(小池・矢野)
Mail: pr@kamiyama.ac.jp

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