神山まるごと高専の校歌「KAMIYAMA」が完成
学校法人神山学園 神山まるごと高等専門学校(以下、神山まるごと高専)は、本校の校歌「KAMIYAMA」が完成したことを発表します。作詞:UAさん、作曲:坂本龍一さん、編曲:網守将平さんの3名により、制作いただきました。
Kamiyama Marugoto College of Design, Technology and Entrepreneurship today announced our college song, “KAMIYAMA”.
“KAMIYAMA” was created by the following artists; Words: UA, Music: Ryuichi Sakamoto, Arranged by Shohei Amimori.
About Kamiyama Marugoto College of Design, Technology and Entrepreneurship.
■制作背景
神山まるごと高専は徳島県神山町に設置された新設高専で、「テクノロジー×デザインで、人間の未来を変える学校」をコンセプトに、「モノをつくる力で、コトを起こす人」を育てることを目指しています。
本校の学生は、在学中はもとより、在学後には本校で培った起業家精神をもとに、起業や進学、また社会の中で、「コトを起こす」ことに向き合います。在学中・在学後にコトを起こすこと、つまり挑戦をする中で、自然豊かな学びの環境に想いを馳せ、自らを見つめ直し、背中を後押しするために。また、自分たちの仲間の挑戦を応援するために、歌の力を借りることにしました。
2022年11月に校歌作りを発表し、UAさん・坂本龍一さんのもとで制作を進めていただいていました。2023年4月2日の本校入学式では、曲としては完成していましたが編曲されていなかったため、坂本龍一さんの作曲時の音源とUAさんの歌詞を入学式参加者に披露いたしました。残念ながら坂本龍一さんは、2023年3月28日に逝去されましたが、生前に示した「編曲は網守くんに」の意を受け、網守将平さんが編曲を担当、今回完成に至りました。
以下より視聴ください。
■校歌の特別授業について
2023年7月26日、UAさん、網守将平さんが本校に来校し、学生および教員スタッフを対象に特別授業を実施しました。その中で、完成した神山まるごと高専 校歌「KAMIYAMA」を紹介いただき、その場にいる学生・スタッフ全員で歌唱しました。
その様子を動画にまとめていますので、以下よりご覧ください。
■神山まるごと高専 校歌「KAMIYAMA」 歌詞
空が青い理由を 楽しそうに君が話す
その瞳の奥に揺れる瑠璃色は とても綺麗な
とわに時を流れ 旅続ける雫雲の描く今の形は もう二度とないと
君は少し寂しそうな笑顔見せて ノートを出す
きっと明日の君は 今日とは違う光
創造の波を彩る夢There is no something without nothing
Passing clouds draw verses, can you spot and read them?
Time to nurture a century lasting forest of good
No more silent apathy in the Anthropocene
Use your voice, eyes open, face your growth
Let learning be your best friend, life-long quests for truth, may there be no answers
Keep looking within, here in Kamiyama英語歌詞 対訳:
無がないのなら在るという事もないでしょう
通り過ぎる雲の描く詩を見つけてください
豊かな100年の森を育むとき
人新世に沈黙の無関心は必要ありません
あなたの声を使って
目を開いて
成長に向き合って
学びを最良の友にしていましょう
真を求める旅が止む事はなく
たとえ答えはないとしても
自分自身に問い続けていてください
ここ神山で
■作詞・作曲・編曲について
作詞:UA (ウーア)
UAとは、スワヒリ語で「花」という意味を持つ言葉。大阪出身。
1995年「HORIZON」でデビュー。「情熱」「悲しみジョニー」「ミルクティー」などのヒット曲を持ち、AJICOやUA×菊地成孔、映画出演、NHK Eテレにて歌のお姉さんを努めたりと活動は多岐に渡る。
2021年、20年ぶりにAJICOが再始動。大きな話題となる。
2022年、待望のEP「Are U Romantic?」をUAとして6年振りにリリース、ワンマンツアーを大盛況のうちに終える。また、自身初となるブロードウェイミュージカル『ジャニス』(日本版)にアレサ・フランクリン役で出演した。今年もフジロックを始め、様々なフェスに出演している。2005年より田舎で農的暮らしを実践中。4人の母親で、現在はカナダに居住。
- FM京都α-station「FLAG RADIO」レギュラー担当。奇数月毎週金曜日21:00~22:00 ON AIR中。
- 朝日新聞デジタル&w コラム「暮らしの音」連載中。
作曲:坂本龍一 Ryuichi Sakamoto
Photo by Neo Sora ©2020 Kab Inc.
1952年1月17日、東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』『BEAUTY』『async』『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞を、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞など多数受賞。『LIFE』,『TIME』などの舞台作品や、韓国や中国での大規模インスタレーション展示など、アート界への越境も積極的に行なった。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を2007年に創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。2023年3月28日死去 。
編曲:網守将平
1990年東京生まれ。音楽家/作曲家。
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。在学中長谷川良夫賞受賞。2013年日本音楽コンクール作曲部門1位及び明治安田賞受賞。東京芸術大学大学院修了オーケストラ作品は大学買上となり、同大学美術館にスコアが永久保存されている。学生時代よりクラシック/現代音楽の作曲家として活動を開始し、室内楽からオーケストラまで多くの作品を発表。
近年は『パタミュージック』『Ex.LIFE』などの3枚のオリジナルアルバムを発表し、また写真家の小山泰介や舞台作家の三野新など多くのアーティストと共作しインスタレーションや映像作品を発表するなど、音楽とアートの領域を横断する活動を展開している。
ソロ活動の他には大貫妙子、原田知世、Daokoなど多くのアーティスト楽曲の作編曲を担当。また川村元気監督作品『百花』のサウンドトラックや、NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』の音楽監督を担当するなど、映画やテレビドラマ、CMの音楽も多数手掛ける。2023年にはQUBITを結成し、キャリア初となるバンド活動をスタートさせた。
(以上)
■「神山まるごと高専」とは
神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校する 5年制の私立高等専門学校です。 「テクノロジー x デザイン x 起業家精神」を教育の土台としながら、 神山という地に根ざし、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の 育成を目指します。
■報道関係のお問い合わせ先
神山まるごと高専
広報担当(小池・矢野・村山)
Mail: pr@kamiyama.ac.jp