神山まるごと高専の スカラーシップパートナーにセコムが参画
私立高等専門学校「神山まるごと高専」は、同校の学費無償化を目的とした「スカラーシップパートナー」に、セコム株式会社(東京都渋谷区、社長:尾関一郎、以下、セコム)が、参画することを発表します。同社は神山まるごと高専へ10億円の拠出を行い、学費の実質無償化に貢献します。
今回の参画により、神山まるごと高専が計画するスカラーシップパートナーへの参画企業は11社になり、全校生徒の学費の実質無償化が達成しました。
■セコムの参画に込めた思い
セコムは、社会に有益な事業を行うことを基本理念に掲げ、「社会が持続的成長をするために必要なものは何か」という、一歩先を見据えた発想でサービスイノベーションに挑み続け、事業活動を通じた社会貢献を実践してきました。
また、2030年をターゲットとする「セコムグループ2030年ビジョン」のもと、これまで培ってきた社会とのつながりをベースに、セコムと想いを共にする産・官・学などのパートナーが参加してさまざまな技術や知識を持ち寄り(“共想”戦略)、“いつでも、どこでも、誰にとっても切れ目のない安心”を提供する社会インフラ「あんしんプラットフォーム」の構築を目指しています。
この度、「テクノロジー×デザインで人間の未来を変える学校」をコンセプトに、社会を動かす人材を育成する神山まるごと高専の想いに賛同し、学費の実質無償化に向けた支援を行うため、スカラーシップパートナーに参画することを決定しました。
■スカラーシップパートナーの詳細と設置背景
2023年4月に開校予定の私立高等専門学校「神山まるごと高専」は、テクノロジー、デザイン、起業家精神を中心とした学習を通して、社会を切り拓く「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指しています。同校では、良質な教育を提供すべく教職員を取り揃えており、かつ私立の高専であるため、学生一人当たり年間200万円ほどの高額な学費がかかってしまいます。
経済状況に限らず目指せる学校を目標とする本校において、学費の存在で入学を諦めることがあってはならないと考え、奨学金基金と長期的な寄付によって学費の無償化を実現する「スカラーシップパートナー」を立ち上げることを決めました。
2022年1月に構想を発表(※1)し、3月にはスキーム(※2)を発表しました。
【奨学金基金のスキーム図】
※1神山まるごと高専(仮称)が、2023年度入学 第一期生の学費無償化を目指す
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000049229.html
※2神山まるごと高専(仮称)が、日本初となる奨学金基金スキームを公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000049229.html
(以上)
■セコム株式会社について
ウェブサイト:https://www.secom.co.jp/
セコムは、1962年に日本で初めての警備保障会社として創業。「あらゆる不安のない社会の実現」を社会的使命とし、「社会にとってよりよいサービスを創り上げたい」という強い想いを持って、社会に信頼される確かな安心を提供してきました。
1966年には日本初の企業向けのオンライン・セキュリティシステム、そして1981年には家庭向けにホームセキュリティシステムを発売するなど、時代に先駆けたサービスを創出しています。
1989年には、社会で暮らす上でなくてはならない「安全・安心」で「快適・便利」なサービスを社会に行き渡らせる「社会システム産業」の構築を目指すことを宣言。セキュリティ事業を中心に、防災、メディカル、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT事業を展開しています。海外展開にも積極的に取り組み、現在、海外13の国と地域でセキュリティサービスを提供し、セコムグループ全体では17の国と地域に進出しています。
また、外部環境が大きく変化し、不確実性の増す今日において、「社会システム産業」の構築を一層加速するために、2030年を一つのターゲットとした「セコムグループ2030年ビジョン」を2017年に策定しました。
ビジョンでは、これまでセコムが培ってきた社会とのつながりをベースに、セコムと想いを共にするパートナーが参加してさまざまな技術や知識を持ち寄り(“共想”戦略)、セコムとともに暮らしや社会に安心を提供する社会インフラ「あんしんプラットフォーム」の構築を掲げています。
■「神山まるごと高専」とは
神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校する 5年制の私立高等専門学校です。 「テクノロジー x デザイン x 起業家精神」を教育の土台としながら、 神山という地に根ざし、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の 育成を目指します。