神山まるごと高専の スカラーシップパートナーにリコーが参画
私立高等専門学校「神山まるごと高専」は、同校の学費無償化を目的とした「スカラーシップパートナー」に、株式会社リコー(東京都大田区、代表取締役 山下 良則、以下、リコー)が、参画することを発表します。同社は神山まるごと高専へ10億円の拠出を行い、学費の実質無償化に貢献します。
今回の参画により、神山まるごと高専が計画するスカラーシップパートナーへの参画企業は、11社になり、全校生徒の学費の実質無償化が達成しました。
■リコーの参画に込めた思い
今回のスカラーシップパートナーへの参画は、リコーが本校の理念に賛同して決定したものです。同社は創業の精神である「三愛精神(人を愛し、国を愛し、勤めを愛す)」に基づき、人的資本への投資を社内外において継続的に行ってきました。今回の支援は、リコーが創業100年を迎える2036年を見据え、同社が使命と目指す姿として掲げる「“はたらく”に歓びを」の実現に向けた未来への投資として位置付けるものです。社会課題を解決するという同社の信念に基づき、デジタル人材や起業家精神を持った人材の育成を支援します。
リコーから奨学金を受ける神山まるごと高専の学生は、「リコー奨学生」として、同社社員との共同研究や新規事業の創造に取り組んでいきます。同社社員が神山町に短期滞在し、現地で本校学生と交流するなどの取り組みも検討していきます。本校学生と同社社員が互いに刺激を与え合う関係づくりを行うことで、将来の日本をリードするような人材の輩出を目指します。
■スカラーシップパートナーの詳細と設置背景
2023年4月に開校予定の私立高等専門学校「神山まるごと高専」は、テクノロジー、デザイン、起業家精神を中心とした学習を通して、社会を切り拓く「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指しています。同校では、良質な教育を提供すべく教職員を取り揃えており、かつ私立の高専であるため、学生一人当たり年間200万円ほどの高額な学費がかかってしまいます。
経済状況に限らず目指せる学校を目標とする本校において、学費の存在で入学を諦めることがあってはならないと考え、奨学金基金と長期的な寄付によって学費の無償化を実現する「スカラーシップパートナー」を立ち上げることを決めました。
2022年1月に構想を発表(※1)し、3月にはスキーム(※2)を発表しました。
【奨学金基金のスキーム図】
※1神山まるごと高専(仮称)が、2023年度入学 第一期生の学費無償化を目指す
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000049229.html
※2神山まるごと高専(仮称)が、日本初となる奨学金基金スキームを公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000049229.html
(以上)
■リコーグループについて
リコーグループは、お客様のデジタル変革を支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2022年3月期グループ連結売上高1兆7,585億円)。
imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
■「神山まるごと高専」とは
神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校する 5年制の私立高等専門学校です。 「テクノロジー x デザイン x 起業家精神」を教育の土台としながら、 神山という地に根ざし、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の 育成を目指します。